岐阜県大垣市に在ります天台宗の宝光院では、毎年2月3日に不動尊の御布札を身に纏った
「心男(しんおとこ)」を中心に、裸の男性達が杭瀬川の流水で厄を払う
「みそぎ川渡り」が有名ですが、今年は新型コロナウィルス感染症拡大防止の為に
裸男の行事が中止と成りましたが、爺やは2010年に初めて「はだか祭り」を観に行くと
冬の季節の厳しい寒さの中を下帯姿の男衆達が境内でワッショイわっしょいと
掛け声を出しながら数回練り歩き、その後には近くを流れる杭瀬川に飛び込み
叫び声を出し水しぶきをあげて川幅約20mを渡り切り、再びワッショイわっしょいと
威勢よく掛け声を出して境内に戻り、本堂前で今年の厄男の中から選ばれた「心男」を
裸男衆達が担ぎ上げて練り歩き、その後に心男は本堂内へと遷座されて
それから、福俵の中の「利剣木」を手にした男が、その年一年の「福男」と成り
一年間の福を授かると云われていますので、裸男達が福を求めて福俵に殺到し
全身籾殻まみれになりながら、俵を引き裂いて手を差し入れ
「利剣木」を奪い合う、この祭りのクライマックス行事・「利剣木」の争奪戦が始まり
やがて一人の裸男が「利剣木」を獲得し、本堂内へ奉納してはだか祭りは終了と成ります
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