かつては平地や丘陵地の湿原や湿地等に、広く生息していましたが
最近では生息地域での土地開発が進み、「ハッチョウトンボ」が生息出来る
環境が破壊されて減少し、非常に希少な昆虫と成っていますので
晴れの天候に恵まれた9月上旬に、滋賀県に在って「ハッチョウトンボ」が
生息している或る湿原を訪れて、「ハッチョウトンボ」のオスは
体の色が赤色なので比較的見つけ易く、その姿を30分位探しましたが
姿を全く見つける事が出来ず、この場所も生息環境が破壊されていなくなったのか
それとも爺やの訪れた時期や時間が悪かったのか、原因は分かりませんが
「ハッチョウトンボ」が見られなかった代わりに、「サワギキョウ」の花が
湿地のあちらこちらで、数輪づつ茎の下側から上へと咲き始めていました
「サワギキョウ」は、キキョウ目キキョウ科の多年草で
夏の暑さが少し和らぎ、秋の気配が感じられる頃に咲き始めて
10月下旬頃迄咲き続け、湿原や水辺で直立した茎先に
口唇形の鮮やかな青紫色をした、小花を穂状に多数咲かせ
花は合弁花で上唇が2深裂し、下唇は3浅裂していて
それぞれの裂片の縁には、白い毛が密生しており
この「サワギキョウ」には、若芽や茎汁を含む全草に
有毒なアルカロイドの「ロベリン」が含まれているので
中枢神経を刺激し、頭痛や嘔吐、下痢、呼吸困難・麻痺
心臓麻痺を引き起こして、死亡に至る事も有ると云われていますので
「サワギキョウ」の取り扱いには、十分な注意が必要と成っています
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