~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 一
「心行は 宇宙の神理」
まず、このように書き出されています。
この宇宙とはどのようになっているのか、
どのように存在しているのかという
ことを書いていただいているのですね。
「人間の心を 言霊によって表現したものである」
私たちの心を言葉として書き表していただいたものですから、
「拝むものでも 暗記するものでもなく これを理解し
行うものである」
正しい教えといいますものは、
「実践のなかにこそ生命が宿ることを知れ」
実践がなかったら、どんなに良い教えを受けましても、
これはただ知識に終わってしまいますから、
冒頭にこのことが書かれてあります。
いろいろな宗教の勉強をなさった方もあると思います。
この正法に心から帰依して、今日ここに来ておられる方もあれば、
私はある信仰を持っているのだけれど一度聞きに行こうかと思って
見えた方もあると思います。
しかし本当の正しい法、正しい教えとは、
「その実践のなかに生命が宿る」という点については、
どの宗教においても間違いのないところです。
その実践の如何によって、教えの功徳が変わってきます。
すばらし教えを説いておられる宗教がありますが、
その実践になりますと、教えとくい違っている場合があります。
例えば、
「お金を上げなさい、主人に内緒でお金を上げなさい」と教える
宗教があり、
もっとひどいのになると「サラ金で借りてでも上げなさい」と
言って促し、こんなことを実践しますと、
必ずその家庭が破壊に向かっていきます。
夫婦の中で主人に内緒事をしなさい、
或いは奥さんに内緒事をしなさいと説きますと、
この実践は大変恐ろしい実践です。
なぜなら、それは家庭の崩壊に繋がっていくからです。
~ 感謝・合掌 ~