~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 一
「広大なる宇宙体は」
先の続き・・・
現在、この地球上にある核爆弾だけで、
地球を何個も破壊してしまうほどの
量があるそうですね。
しかもその爆弾は、人間の考え方に従い、
作戦を練って落とすのとは違うのです。
ボタン一つ押したら、それは無知なる者が押しても、
ポンと落ちて地球を破壊するのです。
危なくてしようがありません。
間違って押したら、もう核爆弾が飛んでくるのですから、
井戸端に赤ちゃんを置いているよりも、
もっと危ないのが今の地球の状況です。
ですから、一人ひとりが自分の心に目覚めて、
このかけがえのない緑したたる地球を、
太陽系でたった一つしか生物の生存が許されていない
大事な地球を、何とか守らなければならないという使命が
私たちにはあるのです。
一人ひとりの心が正しい教えに目覚めた時、
この地球は救われます。
宇宙とは、広大無辺な、果てしないほど大きなものです。
この大宇宙は即我、自分の心が調和され広がりますと、
宇宙は自分自身であったという心境にまで到達するそうです。
高橋信次先生が「宇宙即我」という言葉を
よくおっしゃいましたね。
心というのは広がるのです。
私がある時、禅定させていただいておりますと、
この掌の中にレンズのようなものがキラキラ光って、
「これはいったい何だろうか」と思って見ておりますと、
「大宇宙は我が掌の中にあり」
「宇宙は我なり」と示していただいたことがあります。
しかし人間の心は、
その宇宙さえ越えるほど広大無辺なものです。
~ 感謝・合掌 ~