浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

五十路過ぎ振り返り見ば
我が人生罪と恥との
積み重ねなり

「御垂訓」

2018-07-23 02:22:53 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


     講演 二
 
「意識は大宇宙体を支配し万象万物をして調和の姿を示さん」

先の続き・・・
自然の神様は平等です。
私の愚かな過去を振り返ってみましても、
町のために役立たせてもらい、
人様のお役に立たせてもらう実践をさせていただきますと、
その場では
「ご苦労さまです。ようしてもらいます」とか
「あの人はよくしてくれる」といって、
よく尽くした場所においては、
よりよい評価を間違いなしに受けました。
しかし家庭を留守にして、
家のことは放って外にばかり精出しておりますと、
家ではよくない父親になり、
その評価は「ほんとに家を放ったらかして、
外ばかり出回ってしょうがないお父さんだ」といわれます。

一方でよい行いをしましても、片方で辛い寂しい思いをさせた時、
外ではよい評価を受けますが、家では厳しい評価が返ってきます。
ですから、私はまさに片寄った、
バランスの崩れた不調和な生活をしておりました。
不調和であっては、絶対に幸せになることはできません。
万象万物すべてのものは、バランスの上に成り立っております。
太陽からの熱、光も一定量のものを頂いているからこそ、
私たちの生存が成り立っております。
お日様のご機嫌によって
「今日は少し多く出してやろう」といって多くの熱、
光が出されましたら、人間は皆丸焼けになります。

「今日はしんどいから、熱と光を止めておこうか」といわれたら、
人間は寒くていっぺんに凍りついてしまいます。
それをほんとうに変わることのない熱、光を与えていただき、
このように万象万物の姿の中に調和の姿を示して
いただいておりますね。

                
     ~ 感謝・合掌 ~


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