~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 二
「万象万物は広大無辺な大慈悲なり」
先の続き・・・
「浅はかな者は無智を修行とし、
熟慮ある人は知識をその冠とする」
浅はかな者は知らないがゆえに自分が偉いと
錯覚します。
よく考える人は自分の知っていることを―――
ここは「知識」よりも「智慧」に代えたほうがより
正しいですね。
―――つまり自分が知識として得たものを
行った時、神理を掴むことができるということです。
その時、何ものをも恐れることのない絶対の自信を
持つことができます。
それは自分が知っているからです。
いかなる大学者が理論をもって挑んできても、
自分が行って結果が現れたものは、
何ものも曲げることはできません。
「法は実践のなかに生命が宿ることを知れ」と
「心行」にありますが、
つまりよき行いをなすことです。
「大事な友を侮ることは罪である。
貧しい人を哀れむことは幸いなり」
友を低くみたり軽蔑したりするのは大罪を
犯したことになります。
また貧しい人に優しい心を持ち、愛
の実践をさせてもらった時、「ああよかった」
といういい意味での自己満足があります。
自分よりも環境の貧しい人、または肉体の貧しい人に、
愛の手をさしのべることです。
「弱者を虐げるは造り主を嘲ることになる」
弱い者を虐げる者は神を嘲ることになります。
造り主とは神様ですね。
「神様を尊ぶ人は貧しい人々を哀れむ」
弱い者をいじめたりすることは神に背く行為です。
神様を尊ぶことは自分たちよりも恵まれていない人々に
愛の手をさしのべることで、
それが神を尊ぶことになります。
~ 感謝・合掌 ~