~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
講演 九
「己の心・意識のエネルギー源は調和のとれた
日々の生活のなかに神仏より与えられることを悟るべし」
先の続き・・・
先日、ある方がお礼に見えました。
「母が亡くなってドライアイスをいっぱい入れました。
普通なら冷たくなって当たり前ですが、
それが全く冷たくなっていませんでした。
またその顔の美しさは言葉では表現できませんでした」と。
ドライアイス漬けにしてあっても温かいという信じられないような現象を、
成仏された形として見せていただけるのです。
正しい法とは、学ぶことによってそのような功徳を頂くことができます。
昔から、「金儲けと死病とはおろそかではできない」といいます。
金儲けは辛いもので、苦労しなくてはできないものですし、
死ぬのもちょっと苦労しないと死ねません。
これが大体の相場らしいですね。
しかし、この法にご縁を頂いて、
常に自分の心を苦しめないようにして、
もし苦しむことが起きても一瞬のうちに
これを捨て去る努力をすることによって
安定した心の状態で生活し、常に感謝と平安に心を
満たしておりましたら、俗に言われるような死病も
それほど苦しむことはないと思います。
その証拠に、悟られた偉大なお方は、
坐ったまま極楽往生なさっておられます。
こうしてお話をしながらすーっとこの世を去られる方もあるそうです。
そういう方は、心に苦しみが少なかったと思いますね。