~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
講演 九
「己の肉体が苦しめば心脳乱しわが身楽なれば
情欲に愛着す。苦楽はともに正道成就の根本に非ず」
先の続き・・・
京都から電話がありまして、
「私はある法華宗の僧侶でございます。私なりの
修行をしていましたところ、突然組クンダリニ
(ヨガのチャクラの内の一番下のところ)が
開いてしまいました。
今日も朝から二つ法事をさせてもたったのですが、
その法要中にも、その現象が出てくるのです。
今のこういう状態から解脱する方法について
是非教えていただきたい」というのです。
自分の心について、生まれて以来今日までについて
徹底的に追求することなく、
精神統一したり、瞑想したり、禅定に入りますと、
そういう現象が起きます。
よく霊道が開くといいまして、
過去世のことを話される方があります。
この前、神戸から来られた十五、六人の中には、
何人もの方が過去世を語られるということでした。
「あなたは自分の心に問いかけてみなさい。
あなたの心は綺麗ですか」と、聞きますと、
「いや駄目です。自分の心は汚い」と言われます。
汚いままで、そういう霊道が開きますと、
光の世界からも来ていただきますし、
また一つ違えば即、闇からも入ってくるわけです。
だから大変危険が伴います。
光も来れば闇も来ます。