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ヘンデル リコーダーソナタイ短調 HWV 362

2019年07月08日 | リコーダー
ヘンデル、ゲオルク・フリードリヒ Haendel Handel,Georg Friedrich (1685-1759)
2番イ短調。HWV 362
 ヘンデルらしい、おおらかな曲でなかなか良い。これもオーソドックスな緩急緩急の4楽章。1楽章が特に美しい。難易度3。通奏低音の難易度4(2楽章がとても速い動き。これは鈴木秀美のまねして一つとばしでやるといい。ただし4楽章はかけあいなのでこの技は使えない。)。1楽章Larghetto、この曲では付点音符は3連譜と合わせること。この曲の3楽章Adagioはメロディックで変奏もいろいろ考えられる。


リコーダーのレパートリー

バッハ カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」

2019年07月01日 | リコーダー
バッハ、ヨハン・ゼバスチャン Bach , Johann Sebastian (1685-1750)
カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」

 実演を生でって実演が生は当たり前か、聴いた。すばらしかった。リコーダーが美しくってねえ。
 聴いたのはモダンピッチのものだったが、この曲はバッハがワイマールに行って最初に書いたカンタータらしく、IMSLPにあるマニュスクリプトはリコーダーは短三度上になっている。オルガン始めオーケストラはa=460のコーアトーンでリコーダーは低いカンマートーンのものだ。聴いたモダンピッチでは下がつかえてしまって、編曲したものだが、元のほうが下降アルペジオなど絶対前の方が良い。バッハ自身10年後に再演しているそうで、そのときは高いカンマートーンだと聞いた(ネットでは出てこない)が、編曲はバッハ自身なんだろうか?どうせこの曲をオーケストラ、声楽と演奏できる可能性は限りなく0に近いアマチュア笛吹きとしては元々のフラット2つと、シャープ1つ版と両方練習できてつまりバッハに触れることができて幸せだ。(IMSLPのスコアを見て、例の短三度上げをすればフラット2つでできる。)
 上のasまで出てくる。(写真のアリア、3小節目)編曲したものは上のfisが出てくる(膝を使うのが一般的、聴いた実演では立って吹いていたが巧みに片足立ちになり、腿をを使っていた。あれ、何人気づいたかなあ?)

デュパール 6つの組曲 から2番 ニ長調

2019年06月15日 | リコーダー
デュパール、シャルル Dieupart,Charles 
6つの組曲 から2番 ニ長調
 これはIMSLPのマニュスクリプトをiPadで見ながら吹いた。ニ長調だが実音で書いてあるので、ヴォイスフルートで吹けばハ長調扱いというか、アルトの運指で短三度上げなので、フラットひとつというか、、、
 Ouverture、Allemande , courante, sarabande,gavotte1,2 ,passepied,Gigue.
 序曲の速い3拍子の所、後半になんだか長いフレーズがあって、油断すると息が続かなくなる。パスピエにも。


リコーダーのレパートリー

デュパール、シャルル 6つの組曲 

2019年06月12日 | リコーダー

デュパール、シャルル Dieupart,Charles 
6つの組曲 
 シャルル・デュパール(1667頃〜1740頃)はフランス生まれでイギリスに渡って活躍したという作曲家。1701年に出版した『六つの組曲』はヴォイスフルートとflute du quatre(4度のフルート?)という、Bb管リコーダー(ソプラノ?)を指定しているという。花岡和生が全曲録音しているが、聴いていない。僕の持っている楽譜はメックから出ているもので、イ長調をアルトで吹けるように移調してある物。上だけ吹いただけだからよくわからないけれど、おおらかというか、あっさりした物。やさしいソロソナタとしてはお手軽かも知れない。


リコーダーの超高音域

2019年06月11日 | リコーダー
リコーダーの超高音域

 リコーダーの音域は、下のfから2オクターブと1音、gまでが一般的だ。(当然、アルトリコーダーで)
 それ以上の音は難しいし、楽器によって出やすかったり,出にくかったり、雑音が混ざった音で音楽的に使い方が難しかったりする。
 名著(?)「リコーダーのテクニック」の付録の運指表に最高音域がいろいろ書いてあるのだが,楽器の性能が良くなっているせいだろうか,あまり役に立たないように思う。
 それでも少しでも広い音域で吹きたい。以下は,自分でいろいろ試した指使いだが,楽器や技術(くせ?)にもよると思う。こんなの使えないとか,こちらのほうがいい,とか情報があったら教えてください。

上のg は一般的な最高音だから,誰でも知っている。01346 (7を半分加えたほうが良い楽器が多いと思う)
  その下のfisは01346 (7を半分)に膝を加えると出るが、単独で出てくるときはともかく,速いパッセージでは歯を折りそうだ。013457でも近い音が出るが,高すぎる。gの導音としてなら使えるかもしれないが。
  as は 0(半開と言うか9/10)2356 
  a は 0(半開と言うか9/10)2356膝 (asに膝を押さえる)
  b(フラット) 0(半開と言うか9/10)256膝 (そこから3を上げる)
  h  0(半開と言うか9/10)1245 (eの指で思い切り吹く)
  c 014 (僕の持っているヤマハのプラスチックは0145のほうが雑音が少なくて,ずっと良いようだ)
 これ以上上も出るようだけれど、非音楽的だと思う。

 g−fの最高音のトリル:楽器によって出たり出なかったりはあるらしいが、eの運指0(半開)1245に膝で底を完全に閉じたときfの音程が得られればそのまま12の開閉(やや強く吹く)で何とかそれらしいトリルができる。(受け売りです。)


リコーダーのレパートリー

バッハ、ヨハン・ゼバスチャン フルートソナタ変ホ長調→ヘ長調 BWV1031

2019年06月09日 | リコーダー


バッハ、ヨハン・ゼバスチャン Bach , Johann Sebastian (1685-1750)
フルートソナタ変ホ長調→ヘ長調 BWV1031
 バッハのフルートソナタのリコーダー版が OTTO HEINRICH NOETZEL VERLAG からでている。(BWV1030,1031,1032,1020)

 1031は変ホ長調がヘ長調に移調して出ている。(N3443)
 この曲は大バッハではなく、エマヌエルバッハのものらしい。バッハだろうと、偽作だろうと、名曲だ。
 2楽章がとても有名なシチリアーノ。原曲ト短調、移調してイ短調になっていて、有田正広によれば「遙かに隔たった属調の平行短調」で、要するにフラットが一つ減るのだが、つい間違えてしまう。
 原曲のト短調が、トラベルソで吹くとくすんでいて良いのだが、リコーダーでイ短調で吹くと、リコーダーは軽いなあ、と思ってしまう。でも、名曲だ。
 1,3楽章は原曲の変ホ長調ではトラベルソにとって、ギャラントな感じが出にくい、と言うようなことが書いてある。もしかしたら、リコーダーの方がむしろ軽くて良いのかもしれない。


リコーダーのレパートリー

シックハルト ソナタ ニ短調 作品17-2

2019年06月08日 | リコーダー
シックハルト Schickhardt
ソナタ ニ短調 作品17-2

 かつての全音リコーダーピースのR-63で出ているのが、シックハルトのソナタニ短調作品17-2 で、もう、ずいぶん昔に買ったものだ。もう、 手に入らないかと思っていたが、最近全音リコーダーピースが復刊しているのだ。そのうち手に入るようになるかもしれない。
 もともと例のウォルシュ Walshが1730年頃出版したもの。Adagio , Allemanda ,Vivace , Largo e Affettuoso ,Allegro の5楽章。1楽章もアルマンドみたいな、アウフタクト付きの16分音符が順次進行する曲。Allemanda はちょっと変わっている。最初4小節に渡って16分音符が続いていて息ができない。途中、32分音符の入っているフレーズがしつこい。Vivaceは書いてないけどメヌエット。繰り返し、最後のすぐ手前に定型のヘミオラがある。つぎの Largo e Affettuoso はシチリアーノだと思うんだけど。ちょっと長いな。最後のアレグロはマルチェッロか あるいはレイエのようだ。
 全体に安心して吹ける、ちょっと難しいが、良い曲だと思う。


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