この本はヤングアダルト向けと言うことらしく、ずいぶんやさしく書いてありルビなどもずいぶん振ってある。元の本もあるらしい。
前書きを読んでみると、へえ、あの南京でねえと思うのだが、読んでいるうちにどんどんその驚きが強く、深いものになる。すごい、あの南京で。 著者の実行力のすごさ、中国(人)の懐の深さを実感する。時に日本人の、忖度?というか、気の弱さとさらに言えば人の足を引っ張るのを読んで、いやになる。ぼく自身もこの話を最初に聞いたら、無理じゃないかとか、やめた方が良いと言いそうだ。それは反省しないといけないなあ。