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ケーゲルシュタットトリオのヴィオラをチェロピッコロで

2024年09月05日 | チェロ
 そういうわけでモーツァルトのケーゲルシュタットトリオのヴィオラをチェロピッコロで練習している。ピアノとクラリネットとヴィオラのためのトリオなのだが、ヴィオラの書かれている音域が高くなく、チェロピッコロで充分弾ける。(技術さえあれば)実音が出せるのだ。

 冒頭のターンは記譜に寄れば相当後ろに、そしてとても速く弾かなければならない。

 でもプロの演奏を聴いていると全然この通りに弾いてなくてせいぜい






 か、あるいは(6拍でとっての)3拍目の頭からターンしていると思う。もちろん全体として速いほうが軽くて美しいと思っているのだろうけれど、僕に言わせればそもそもこの記譜のしかたからしてもっと遅く、アンダンテと書いてあるのだ。きっとモーツァルトの想定しているテンポはメヌエットくらいなのじゃないかと思っている。モーツァルトは生きているうちに「最近はみんな速く弾きすぎる。」と文句を言っていたと読んだことがある。プロの演奏は速すぎてついて行けない。