理科の先生がわけのわからないことを言うのだ。
銀河と銀河系は違う、銀河というのは宇宙に存在するたくさんの銀河(そのうちの我が銀河も含む)のことで銀河というが銀河系とは言わない。
銀河系というのは我が銀河のことを言う。
え?そんなことないんじゃない?
ネットだけれど見てみると確かにそんな感じで書いてあるのね。これははっきり間違っていると思う。もしかしたら日本の地学あるいは天文学の先生 and/or 文科省の役人? がみんな間違っているのかもしれない。間違っている。
英語の the Galaxy が我が銀河系あるいは我が銀河をさしているのは問題ない。そして galaxy は一般に銀河のことだ。日本語の「系」に「the」とか「この」とか「我が」と言う意味はけっしてない。そういう意味に使ってはならない。もし例えば日本天文学会がそう定義しているとしたら、それは間違っているから訂正すべきだ。
他の銀河のことも銀河系と言っていいし、我が銀河のこともこうして銀河と言ったり実際「天の川銀河」という言葉もあるじゃないか。
系というのは系統とかシステムとか構造とかそういう意味を持つ。だから銀河系という言葉はその構造とかあるいは銀河系を作る星々のことが頭にあるから「系」というのをつけることがあるのだ。ま、銀河は星々の集まりだ、銀河も銀河系もたいして意味の違いはない。繰り返し書くがたいして意味の違いはない。
言葉というのはコミュニケイションの手段だ。だから意味が通じればいいとは思う。だがわけのわからないことを決めつけて他人(あるいは生徒)に押しつけないでほしいものだ。
右上は吾妻ひでおの「カオスノート」(傑作!)から。宣伝になるでしょうから、著作権とか言わないで。