文藝春秋2015年9月号で芥川賞受賞作を読む。選評を読んでいて、選者によって感想が様々だなあと思った。
『火花』又吉直樹
売れない芸人徳永は、師と仰ぐ先輩芸人の神谷に出会う。真摯に笑いとは何かを考える二人のこれからはどうなっていくのか。
書き始めの文章が装飾過多で肩に力が入っている感じがした。芸人の会話は常にぼけが入るので、私は、とても読みにくかった。あまりにも期待して読んでしまったので、期待はずれという感じだが、又吉さんが作者と知らず読んだら、芥川賞受賞作として普通に読んだと思う。
『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介
健斗は、「死にたい」が口癖の祖父の介護をしているうちに、その願いをかなえてやろうと思いつく。そして、健斗が行ったことは?
どうしても『火花』と比べてしまって申し訳ないが、読みやすかった。祖父の願いをかなえるためにやることが、よく考えれば当たり前なんだけれども、なかなか思い至らない発想で私には、目からウロコ。なんともおかしみもある作品だった。
『火花』又吉直樹
売れない芸人徳永は、師と仰ぐ先輩芸人の神谷に出会う。真摯に笑いとは何かを考える二人のこれからはどうなっていくのか。
書き始めの文章が装飾過多で肩に力が入っている感じがした。芸人の会話は常にぼけが入るので、私は、とても読みにくかった。あまりにも期待して読んでしまったので、期待はずれという感じだが、又吉さんが作者と知らず読んだら、芥川賞受賞作として普通に読んだと思う。
『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介
健斗は、「死にたい」が口癖の祖父の介護をしているうちに、その願いをかなえてやろうと思いつく。そして、健斗が行ったことは?
どうしても『火花』と比べてしまって申し訳ないが、読みやすかった。祖父の願いをかなえるためにやることが、よく考えれば当たり前なんだけれども、なかなか思い至らない発想で私には、目からウロコ。なんともおかしみもある作品だった。