『月にハミング』 マイケル・モーパーゴ作 杉田七重訳 小学館
第一次世界大戦の頃、イギリスの無人島で一人の言葉を話せない少女が発見される。献身的に彼女を保護する一家は、少女が敵のドイツ人ではないかと疑われたことから、村人たちに攻撃され始める。彼女はいったいどこの誰なのか?
おもしろかった。彼女が何者かは早々にわかるのだが、彼女がどうしてドイツ人に間違われるのかがわからず、一気読み。少女が発見されたときの興味津々の村人たちの態度、少女が敵のドイツ人と疑われて村人たちが急にとる冷たい態度など大衆の恐ろしさを感じた。そうかと思うとホッとするエピソードもある。児童文学とはいえ、大人にも十分読み応えがある。
第一次世界大戦の頃、イギリスの無人島で一人の言葉を話せない少女が発見される。献身的に彼女を保護する一家は、少女が敵のドイツ人ではないかと疑われたことから、村人たちに攻撃され始める。彼女はいったいどこの誰なのか?
おもしろかった。彼女が何者かは早々にわかるのだが、彼女がどうしてドイツ人に間違われるのかがわからず、一気読み。少女が発見されたときの興味津々の村人たちの態度、少女が敵のドイツ人と疑われて村人たちが急にとる冷たい態度など大衆の恐ろしさを感じた。そうかと思うとホッとするエピソードもある。児童文学とはいえ、大人にも十分読み応えがある。