言葉の力

昨日は、「ぶっ殺す」の言葉をシャワーのように浴び、家に帰ると夫の仕事の愚痴を延々と聞かされる。すると、今日は朝から頭痛。反論もせずに否定的な言葉ばかり聞いたせいなのか、それとも低気圧のせいなのか。でも、否定的な言葉をずっと聞いていると気持ちが沈むのは確か。
以前、子どものお茶のお点前を見ていて、「あっ、そこ、間違えた」「違う」と言う自分に気がついた。お茶の師は「ダメ」というような言葉は決して使わず、「こうして」「ああして」と指導してくださる。私は、無意識に否定的な言葉を子どもに対して使っていたのではないかと怖かった。
又、職場で同僚がプレゼントでもらったお気に入りのパスケースを失くしたとガックリしていたことがあった。ブランド物のパスケースと聞いて「出てこないだろうな」と私は思った。すると、別の同僚が「大丈夫。きっと出てくると思う」と言った。そのとき、否定的に考えた私は恥ずかしかった。どうして「大丈夫」という肯定的な言葉を投げかけられなかったのか。後日、パスケースは落し物として届けられていて、無事に持ち主のところへ戻ったという。
肯定的な言葉は、前向きになれる。「今日は疲れた～」ではなく「めっちゃ、仕事がんばったわ！」　「最近、ついてないなあ」ではなく「何かいいことがありそう」　「ダメやあ」ではなく「たぶん大丈夫」「うまくいきそう」「きっとできる」と。
回りに毒の言葉を吐かず、肯定的な言葉を話したい。