ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

うれしい手紙

2015-09-28 15:43:48 | 日記
私宛に手紙が届いた。差出人は、私が小学校高学年から高校まで英語を教えていただいた塾の先生。ラグビーワールドカップで日本代表が南アフリカに勝ったニュースから、私に手紙を書こうと思ったそうだ。夫が昔ラグビーをやっていたから、私を思い出したらしい。
DMしか私宛に手紙がこないから、うれしかった。私のことを思って、書いてくれた文章を読んで、あたたかい気持ちになった。何度も何度も読み返し、幸せな気持ちになる。

以前、おばがお菓子を送ってくれたので、お礼の電話をしようとしたら、母が電話ではなく礼状を書けと言ったことがあった。おばは、耳が遠くなってきているので、電話より手紙がいいと母は言う。少々面倒くさいと思ったが、ハガキを出した。おばは動物が好きなので、文房具店で猫の絵葉書を選んだ。絵葉書を選ぶ時間、文を書く時間は、おばのことだけを思う時間だった。不思議なもので書いているうちに おばにかわいがってもらった思い出がよみがえり、私自身も幸せな気持ちになった。
しばらくしてから、おばがハガキをもらって とても喜んでいる母からと聞いた。何回も読み返しているらしい。そんなものかとその時は思ったが、実際に自分が手紙をもらうとおばの気持ちがよくわかる。

カレル・チャペックさんの本に「郵便屋さんの話」という話がある。真夜中の誰もいなくなった郵便局で小人たちが、手紙でトランプをする。思いがこもった手紙が強いカードになるという話だったと思う。最強のカードはラブレターだったと思うが、私宛のこの手紙もそこそこ強いカードではないだろうか。

一緒に英語を学んだ教え子たちの今の幸せを喜んでくださる先生にも、ますますの幸せが訪れますように。

コメント
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