人生初の「ほおずき市」へ行ってきました。場所は浅草浅草寺。
そもそも浅草寺にほおずき市が立つようになったのは江戸時代のこと。毎年7月10日に浅草寺に大勢がお参りする風潮ができ、それに合わせて、季節のものであり、当時は薬と考えられていたほおずきが売られるようになったようです。
ではなぜ7月10日にお参りする風潮ができたかたというと、そもそも室町の頃より、毎月10日は「功徳日」と呼ばれ、この日に神様や仏様にお参りすると、百日分のご利益があるとされ、中でも7月10日は千日分のご利益を得られるんだと考えられていたようです。
それが江戸になると、浅草寺では千日どころではなく、なんと1回お参りすれば「四万六千日」とご利益が得られると…。もうご利益の大バーゲン状態(笑)
現代におけるバレンタインやクリスマスのような商業戦略的なイベントに通じるものを感じずにはいられません。
四万六千という数に関しても、米一升分に含まれる米粒が四万六千だから、一升=一生からきているのではないか…なんていう説もあるくらいです。もはや信仰というよりもダジャレ?←あくまでも個人の感想です(笑)
なんてったってこの日は、「限定発売」のお札やお守りまで出るわけですから、人々はそれを求めてはこぞって浅草寺へ向かいます。今も昔も、皆、限定品には弱いのです。
ついには前日からの徹夜組まで現れるようになり、「四万六千日の功徳日」の「限定品(お札とお守り」は前倒しされて、7/9・10の両日に売り出されることに。そして、その人出に乗じて季節のほおずきを売る「ほおずき市」もいっそう賑わうように。お江戸、浅草、これって祭り好きな町人文化の真骨頂って呼んでいいんじゃないですかね。楽しむチャンスを逃さない、そして心が豊かな時代だったんだろうなぁと…。
今みたいにデパートでショッピングなんてない時代ですから、それはそれは賑やかで、人々の心を魅了したに違いありません。
クリスマスやバレンタインなど、イベント好きな日本の風潮はこうした文化からくるものなのかなぁとふと思ったり…。
でも、そうしたイベントに季節のものを取り入れるというのは江戸時代の粋、日本人の粋というところでしょうか…
ガラスの風鈴が揺れるカラカラとした音が、暑い夏に心地よく響いていました。
縁起物ということで鉢植えのほおずきを持ち帰ろうかとも思ったのですが、後の始末を考えて、涼しげなかごに詰められた実だけをお持ち帰り。
一つ500円。鉢植えは2500円。
縁起物価格です。
もちろんお参りもしましたよ。
一生分のご利益ということで、いつもの40倍のお賽銭を用意しました。これで80歳過ぎても大丈夫♪
ちょっと値切りすぎたかな?
ご利益薄いかもしれませんね(^^;;
せっかくなのでおみくじを!!
九番か…。苦しいの9…。
ちょっとドキドキしながらお告げの紙を取り出すと、なんと大吉ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
この日限定の厄除け守りをゲットしてきました(800円)。
一生分のご利益があるなら一生持っていていいものかと質問してみたところ、特にきまりはないが1年を区切りに焚き上げると良いとのこと。つまりは、毎年買いに来いと…。
なんだかんだとお金を使い、まんまと江戸の商業戦略にはまった感じ(笑)
朝顔市に続き、念願のほおずき市にも来られたので、次は川崎大師の風鈴市か、浅草寺の羽子板市を狙いたいものです。
→2014入谷朝顔市
季節を取り入れてきた日本の暮らし。四季のある国に生まれて幸せだなと思います。
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