Happy Charming Life 徒然ブログ 2005~

yaplog 終了により、goo blogお引越し。2005年からの備忘録として大切にしていきたいです。

祈りだけでは現実は変わらない事実

2011-05-01 23:55:01 | spritual
4月29日(祝)に沖縄の比嘉良丸さんという神人(かみんちゅ)さんの勉強会に参加してきた。比嘉さんは、お母様も神人だったそうで、代々血筋でもあるのだろう。神人さんになると宿命づけられていても、そうなる覚悟というのは相当のものだと思う。私たち一般人には計り知れない苦労や努力があるのはしかり。宗教家というのとは違う気がする。神人さん。沖縄に詳しい人にはすぐにピンとくるでしょう。

スピリチュアルに溢れた講演なのか?という興味もあったのだが、神人であってもとても現実路線の方でした。自分の見た最悪のヴィジョンを実現させないように、必要に応じて必要な各地を祈って回るということが日常だそうで、沖縄在住といっても日本各地で祈っている日の方が多いそうです。日本のために、日本人のために、大難がなくなるよう、せめて中難や小難になるよう、人類のために祈ってくれているのだ。私利私欲のない、捨て身の祈りをしていただいていると思う。

その方が実感していること・・・祈りだけでは、現実を変えられないということ。東日本大震災について以前から啓示を受けていた比嘉さんは福島に直前にも祈りに入られていたようだ。福島原発でも祈られたそうだ。日本各地の原発も最近、回って祈られていました。なので、祈り尽くしても東日本大震災は起き、最悪の原発事故も予想通りに起きてしまった。今や大勢の人々が祈っているのに、原発事故は解決に向かっていません。

原発の災害は人災とも言える二次災害であるから、今後のより良い未来のためには、祈り+行動が必要だということをお話されていた。多くの人が祈っているのに、原発はいまだ改善しないどころか?悪化の一途。毎日、毎日、とても深刻な放射線量のニュースが流れていても、国民はもう慣れっ子なのか?よくわからないから、普段どおりに暮らすしかない、誰かがきっと解決してくれるだろうと思っているのだろう。

比嘉さんの現実的なお話に共感しながら、今、私達ができることは・・・自分達、子供達、人類の存続のために行動することではないでしょうか?と考えていました。安全で安心の未来を作りたいなら、一人一人が誰かがきっとやってくれるだろう、他人任せの態度ではなく、一人一人がこの危機を認識しないと、安全な未来はないってことです。

比嘉さんの講演のゲストが、小林教授という千葉大の方で、彼は日本人の悪い所は、抗議をする、主張をするという行為が悪い事だと思っているということ。だから、こんなに原発問題が深刻になっているというのに、不安や心配にさいなまれていても、デモする人々はほんの一握りだ。ドイツやアメリカ、台湾でも原発反対のデモはすでに起こっている、実際に問題を抱えている日本はどうやって市民の主張を伝えるのだろうか?

気象庁でさえ、最近は大きな地震に気をつけてくださいっていう注意を発しているが、多くの地震学者も同様の警告を発しているこの頃。真実味はあっても、現実だと認識したくない私達は、大地震⇒原発事故は1度しか起きないだろう、起きてほしくないという半ば、逃避に入っていないだろうか?関東、東南海、南海地震のいずれもが高い確率で起きるであろうと学者達も言っているのに、原発を稼動させているのはなぜ直下型の浅い震源で起きたら、もう逃れられないだろう。浜岡原発が壊れてしまったら・・・その可能性は大であるのだが、関東、関西の人々も多くが被曝してしまうのは必至だというのに・・・
この時期に1日2億円の損が発生するから、7月から再開するという中部電力の記者会見に唖然・呆然です頭がおかしいとしかいえない。

でも、それを止められるのは行政であるに違いないが、行政も現実を直視できないでいるというゆがんだ現実。学者も気象庁も大地震の危険性をこんなに発しているのに・・・そしてヴィジョンを観る人々は、最悪の映像を観ているというのに・・・地球の自然の営みを回避することができないのであるなら、せめて人災は回避しなくてはいけない。それが、人類存続のためには必要ではないだろうか?

小林教授がマスコミに意見を伝える・・・つまりTV局に個人個人が意見を伝えるのが手っ取り早いのではないか?と提案していた。TV局というのは、世論に左右されるので、東電サイドの深刻な事態を深刻といわなかった原発コメンテイターを正直なコメンテイターに替えるよう促す力があるのも、一般市民の世論なのだろう。私は本当のことをストレートに言ってくれる原発コメンテイターにマスコミに出て欲しい。関西では正直に語っているコメンテイターを採用していても、関東ではなぜか?東電の息のかかった遠まわしの表現やイマイチわからない説明の~~教授という人ばかりだ。武田邦彦さんをもっとニュース番組に出してもらいたい。

私自身の意見としては、直接市や区、県や国の行政にメールをする、電話をすることが些細な事であっても大切だと思っている。例えば、小学生の父兄がTV局や行政にメールや電話で意見を伝えたら、相当な効果があるそうだ。一個人であっても、批判や反論ではなく、まっとうな正義ある意見を言うことは大切です。言わない、何もしないでは最悪の実現もあり得ます。
原発なら経済産業省、官房長、首相官邸にメールを出すのがいいだろう。意見は伝えないと、伝わらないのです。今や、どの官公庁も役所も必ず国民の声というようなメールの問い合わせ先を持っていますので、検索すればすぐに見つかります。

今、この危機的時期に(危機をまだ認識してない方も多いけど)、個人レベルで行動しないと、現実を祈りだけでは変えられないってことです。

自分や自分の家族の安心のために、何かしませんか