いつも快適快調の体調なのだが、3.11以来、地震の波動を体感してしまう体質もあり、背骨がず~っと痛い、足や体が張るという困った症状がある。これにも慣れつつあるというか、慣れるしかないこの頃。そして。4月~体がだるい。リンパ線が張ってるのだろうか?と思うこともしばしばだ。何かを防御していると自分では思った。毎日、10分でもヨガをしてから眠るので、だるいという日は今までほとんどなかった。だが、最近はなんだか、だるい日がある。これは気候のせいなのだろうか?5月はいつも快調の季節のはずだ。私は日本ではもうヨウ素剤を配ってもらえない40代になっているので、幼児や小学生ではない。が、子供以上に敏感体質の私・・・なのだ。
福島原発の事故以来、日本の地上派のTVではなかなか本当の情報がわからないと思ってきた。西に出張に行った際に見かけた関西のテレビ局のワイドショーなどが伝える原発の内容は関東のモノより信憑性が高いと思った。それは、関東のワイドショーに出ている原発関連の御用学者達より深刻な内容を、明るく率直に、でも大阪まで放射能災害は来ないという確信と安心を持って伝えてくれている感じだった。だから本当のことが言えるのだろうと思った。東電には献金を受けてないから、東電管轄の原発については、自由に発言できるというところだろう。
関東の番組では、いつも同じ原発御用学者達が出ていて、今ひとつ危機感と真実を伝えてはいないと思っている。それは、なぜだろうか?東電管轄の東京大学等は研究費を沢山もらっていたり、今までのご恩に報いるためなのだろう。テレビ局も同じである。かえって、CATVの東電に献金を受けてない局のニュース番組は、真の危機感を持って、来て欲しくないであろう最悪の仮想現実(原発の状態がいつまでも、今でもなお解決できない仮定中だから)や、東電や政府を気にせず国民や住民のために発言してくれたり、議論している番組もある。
私は3.11の大震災の日は停電の我が家に帰り、電力なしで一日を過ごした。その後も計画停電に振り回された私生活であったが、どうしても会社に行く気にもなれず、電車も止まっていたこともあり、3.11から6日間は買い物に行く以外はずっと家にいた。次に出勤したのは3.17だったが、乾電池を探す買い物で時間を要したが、あまり出歩かなくて正解だったと以下の記事を見ても思った。そう、会社の判断や世間の判断より、自分の判断を大切にしましょう。自分の直感を働かせましょうと思う。私は、なぜ?皆さん危機感や不安がないのか?とず~~~っと3月は思っていた。やっと、深刻すぎる状況をTVや新聞で見聞きするようになり、ようやく「もしかして?私達も危ない?」と思い始めた、日本国民![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/25.gif)
だからといって、私自身も今も東京で働き、神奈川に住んでいる。まさに汚染地域だ。いつまで住めるのか?住もうか?関東とまた考えなくてはいけない。もはやアメリカ本土、ハワイ、グアムにもプルトニウム、セシウムが3.11以来急激に数値が上がってしまっている。この記事をクリックどうぞ!距離がとてもあるのに、ハワイでもこの数値なのか・・・と、ちょっと愕然としている私。やはり夏休みにハワイに行って、思いっきり泳いでみるか?と頭をよぎったものの、どうも泳ぐ気にもなれない私・・・空気がこれなら、海も影響を受けているのは必至なのだ。日本の政府も報道も海の数値を未だに出していないけど、かなり危ないというか、もう駄目なんじゃないか?と私は考えてる。
ちなみに、私の母は長崎出身で原爆が落ちた時の光る空を今でも忘れていません。被爆圏外に住んでいたので、今も元気にしていますが、母の友達で長崎市内で被爆した方は、被爆してから50年以上たって、白血病になってお亡くなりになりました。10歳にも満たなかった時期の被爆で、60代で発症したのです。彼女の周囲は数十年たってからの白血病や癌の方々が沢山居ました。数十年たっているので、原爆のせいなのか?わかりにくいのですが、長生きが当たり前のようになっている日本では60代での死は早い方だと思いました。
中鬼さんという方のブログより転載させていただきます。頭のいい方なんだと思いますが、中鬼さんが翻訳されています。
ありがたい・・・ありがたいですね。海外の方の方が自由に真実や今後の予想される事態について、話せるに違いありません。なんの利害関係もないのですから。
ニューヨークタイムズ(2011年4月30日)掲載
「安全な量などない」(Unsafe At Any Dose)by ヘレン・コルディコット医師
(Founder of Physicians for Social Responsibility and Author of "Nuclear Power Is Not the Answer")
6週間前に初めて日本の福島第一原発の原子炉の損傷を聞いたときに、私は一つの事を確信しました。
格納容器や燃料プールが一つでも爆発を起こせば、北半球全体で癌の新しい発症率が何百万も増加するのだ、と。
原発推進派はこれを否定するでしょう。先週おこなわれたチェルノブイリ事故25周年の集まりでも、「犠牲者はほとんどいなかったし生存者の子供たちに関しても遺伝的異常が見つかるケースはほとんどない」と何人もの人達が言っていました。石炭燃料に比べて原子力は安全だとか、福島近辺に住んでいる人達の健康についての楽観的予測も、そのような観点から簡単に導き出しているのです。
私のようにきちんと状況を理解している医者達にとっては、これはとてつもなく酷い情報で何の根拠もない議論だとすぐに分かります。チェルノブイリ事故の犠牲者の人数に関しては大きな議論がずっとなされています。International Atomic Energy Agency (IAEA)は約4000人があの事故が原因で癌を発病して亡くなっていると発表をしていますが、2009年にNew York Academy of Scienceのリポートでは、約100万人の人達が事故の影響で癌やそれ以外の病気にかかって亡くなっているという結論をだしています。更に、高濃度放射能の放出によってどれだけの流産が起きたかについては、遺伝子を破壊された胎児の人数を知ることはできないのでその犠牲は数に入っていません(ベラルーシやウクライナでは奇形で生まれた多くの子供達が施設に住んでいます)。
原子力事故は決して終わりがないのです。チェルノブイリ事故の放射能汚染による影響は、何十年もしくは何世代も時間がたたないと全貌を理解することができないのです。
広島と長崎のケースから分かるように、癌の発病は何年もの時間がかかります。白血病は5から10年ですが、癌となると15から60年かかったりします。更に、放射能が関係する変異体は劣性的に起こります。つまり、二つの劣性遺伝によって特殊な病気をもった子供が産まれるまでには何世代も時間がかかったりするのです。特殊な病気とは、私の専門である嚢胞性繊維症などのことです。要するに、私たちはこれからの将来にチェルノブイリや福島の事故で拡散された放射性物質によってどれくらいの癌や他の病気が発病されるのかまったく分からない状態なのです。
医者達はこのような危険な状況を理解しています。私たちは白血病から子供達を救うために、そして転移性乳癌から女性達を救うために一生懸命働いているのです。それでも、医療的観点からこのような不治の病をどうにかする唯一の方法は予防でしかないのです。そのような事から、医者達ほど原子力産業に関わる物理学者達に対して声を上げる準備ができている人達はいないでしょう。
そんな物理学者達は放射能の”許容用量”なんて事について説明をします。彼らは、原発や核実験などで拡散される放射性物質が体内にとりこまれ、小さな細胞に大量の放射能が取り込まれる体内被ばくを全く考慮に入れずに議論をするのです。原発から拡散される放射性物質にしても、医療レントゲン、宇宙、そして自然界からの放射性物質にしても、彼らは常に健康への被害の少ない体外被ばくにだけに焦点をあてるのです。
しかし、医者達は放射能に関して安全な許容量などない、また放射能は蓄積されるものであることを知っています。放射能の影響で起こる細胞変異は一般に有害なものばかりです。嚢胞性繊維症、糖尿病、フェニールケトン尿症、筋ジストロフィなどの病気を引き起こす何百もの遺伝子を私たちはもっています。現在、2600以上もの遺伝的疾患があると言われていますが、そのどれもが放射能に由来する細胞変異に関係している可能性があります。そして、私たちが人工的に拡散される放射能のレベルを引き上げていることで、これらの病気の発病率は上がっていくことでしょう。
もう何年ものあいだ、医者達に比べると原子力産業に雇われた物理学者達は少なくとも政治やマスコミの間では随分と重宝がられています。40年代のマンハッタン計画以来、このような物理学者達は簡単に国会に登場することが可能になっています。まずは国の核となる部分から準備を始め、物理学者達は核兵器を擁護するにしろ原発を擁護するにしろ、大きな力をつけていったのです。彼らは国会に堂々と入り込み国会自体を彼らの言いなりにしたのです。彼らの言う先進技術こそが全てとなり、その代償は何十年後もあとになってやっと分かるという仕組みになりました。
それに比べて医者達は国会との関係の歴史が浅く、さらに核に関する事についてはアクセスが非常に制限されています。私たちは発癌の潜伏期間や放射線生物学にまつわる研究の発展について議論をしてまわったり普段はしません。しかしその結果、放射能の長期的な健康への被害について政治家や市民の皆さんに説明をするという仕事をおろそかにしてしまっていたのです。
癌の患者さんが私たちにやってきたときに、彼らが80年代にスリーマイルアイランドの風下に住んでいたとか、放射能に汚染された牛乳から作られたハーシーズのチョコレートを食べていたかなんて質問をするのはよくない事だとされています。私たちは最初から事が起こらないように働きかけるよりも、事故が起こってからそれに対処をしようとします。しかし医者達は今こそ原子力産業に立ち向かう必要があるのです。
原子力はクリーンでもないし、持続可能でもないし、化石燃料の代替でもありません。逆に地球温暖化を促進させるものなのです。太陽、風力、地熱発電、そして省エネで私たちの電気の需要は満たすことができるのです。
昔は放射能が癌を引き起こすなど誰も考えていませんでした。マリー・キューリー(キューリー夫人)とその娘は扱っている放射性物質が自分達を殺すことになるなんて知りもしませんでした。 しかし、マンハッタン計画に関わった初期の物理学者達が放射性物質の有害性を理解し始めるまではそれほど長い時間はかかりませんでした。私は個人的に彼らをよく知っています。彼らはヒロシマとナガサキで起こったことへの罪の意識から原子力の平和的利用が推進されることを常に願い続けてきましたが、結局はその逆の事が広まってしまっただけでした。
物理学者達が核の時代を始める知識を持っていたのならば、医者達はそれを終わらせるための知識と適格性を持っているのです。
<訳:中鬼>
福島原発の事故以来、日本の地上派のTVではなかなか本当の情報がわからないと思ってきた。西に出張に行った際に見かけた関西のテレビ局のワイドショーなどが伝える原発の内容は関東のモノより信憑性が高いと思った。それは、関東のワイドショーに出ている原発関連の御用学者達より深刻な内容を、明るく率直に、でも大阪まで放射能災害は来ないという確信と安心を持って伝えてくれている感じだった。だから本当のことが言えるのだろうと思った。東電には献金を受けてないから、東電管轄の原発については、自由に発言できるというところだろう。
関東の番組では、いつも同じ原発御用学者達が出ていて、今ひとつ危機感と真実を伝えてはいないと思っている。それは、なぜだろうか?東電管轄の東京大学等は研究費を沢山もらっていたり、今までのご恩に報いるためなのだろう。テレビ局も同じである。かえって、CATVの東電に献金を受けてない局のニュース番組は、真の危機感を持って、来て欲しくないであろう最悪の仮想現実(原発の状態がいつまでも、今でもなお解決できない仮定中だから)や、東電や政府を気にせず国民や住民のために発言してくれたり、議論している番組もある。
私は3.11の大震災の日は停電の我が家に帰り、電力なしで一日を過ごした。その後も計画停電に振り回された私生活であったが、どうしても会社に行く気にもなれず、電車も止まっていたこともあり、3.11から6日間は買い物に行く以外はずっと家にいた。次に出勤したのは3.17だったが、乾電池を探す買い物で時間を要したが、あまり出歩かなくて正解だったと以下の記事を見ても思った。そう、会社の判断や世間の判断より、自分の判断を大切にしましょう。自分の直感を働かせましょうと思う。私は、なぜ?皆さん危機感や不安がないのか?とず~~~っと3月は思っていた。やっと、深刻すぎる状況をTVや新聞で見聞きするようになり、ようやく「もしかして?私達も危ない?」と思い始めた、日本国民
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/25.gif)
だからといって、私自身も今も東京で働き、神奈川に住んでいる。まさに汚染地域だ。いつまで住めるのか?住もうか?関東とまた考えなくてはいけない。もはやアメリカ本土、ハワイ、グアムにもプルトニウム、セシウムが3.11以来急激に数値が上がってしまっている。この記事をクリックどうぞ!距離がとてもあるのに、ハワイでもこの数値なのか・・・と、ちょっと愕然としている私。やはり夏休みにハワイに行って、思いっきり泳いでみるか?と頭をよぎったものの、どうも泳ぐ気にもなれない私・・・空気がこれなら、海も影響を受けているのは必至なのだ。日本の政府も報道も海の数値を未だに出していないけど、かなり危ないというか、もう駄目なんじゃないか?と私は考えてる。
ちなみに、私の母は長崎出身で原爆が落ちた時の光る空を今でも忘れていません。被爆圏外に住んでいたので、今も元気にしていますが、母の友達で長崎市内で被爆した方は、被爆してから50年以上たって、白血病になってお亡くなりになりました。10歳にも満たなかった時期の被爆で、60代で発症したのです。彼女の周囲は数十年たってからの白血病や癌の方々が沢山居ました。数十年たっているので、原爆のせいなのか?わかりにくいのですが、長生きが当たり前のようになっている日本では60代での死は早い方だと思いました。
中鬼さんという方のブログより転載させていただきます。頭のいい方なんだと思いますが、中鬼さんが翻訳されています。
ありがたい・・・ありがたいですね。海外の方の方が自由に真実や今後の予想される事態について、話せるに違いありません。なんの利害関係もないのですから。
ニューヨークタイムズ(2011年4月30日)掲載
「安全な量などない」(Unsafe At Any Dose)by ヘレン・コルディコット医師
(Founder of Physicians for Social Responsibility and Author of "Nuclear Power Is Not the Answer")
6週間前に初めて日本の福島第一原発の原子炉の損傷を聞いたときに、私は一つの事を確信しました。
格納容器や燃料プールが一つでも爆発を起こせば、北半球全体で癌の新しい発症率が何百万も増加するのだ、と。
原発推進派はこれを否定するでしょう。先週おこなわれたチェルノブイリ事故25周年の集まりでも、「犠牲者はほとんどいなかったし生存者の子供たちに関しても遺伝的異常が見つかるケースはほとんどない」と何人もの人達が言っていました。石炭燃料に比べて原子力は安全だとか、福島近辺に住んでいる人達の健康についての楽観的予測も、そのような観点から簡単に導き出しているのです。
私のようにきちんと状況を理解している医者達にとっては、これはとてつもなく酷い情報で何の根拠もない議論だとすぐに分かります。チェルノブイリ事故の犠牲者の人数に関しては大きな議論がずっとなされています。International Atomic Energy Agency (IAEA)は約4000人があの事故が原因で癌を発病して亡くなっていると発表をしていますが、2009年にNew York Academy of Scienceのリポートでは、約100万人の人達が事故の影響で癌やそれ以外の病気にかかって亡くなっているという結論をだしています。更に、高濃度放射能の放出によってどれだけの流産が起きたかについては、遺伝子を破壊された胎児の人数を知ることはできないのでその犠牲は数に入っていません(ベラルーシやウクライナでは奇形で生まれた多くの子供達が施設に住んでいます)。
原子力事故は決して終わりがないのです。チェルノブイリ事故の放射能汚染による影響は、何十年もしくは何世代も時間がたたないと全貌を理解することができないのです。
広島と長崎のケースから分かるように、癌の発病は何年もの時間がかかります。白血病は5から10年ですが、癌となると15から60年かかったりします。更に、放射能が関係する変異体は劣性的に起こります。つまり、二つの劣性遺伝によって特殊な病気をもった子供が産まれるまでには何世代も時間がかかったりするのです。特殊な病気とは、私の専門である嚢胞性繊維症などのことです。要するに、私たちはこれからの将来にチェルノブイリや福島の事故で拡散された放射性物質によってどれくらいの癌や他の病気が発病されるのかまったく分からない状態なのです。
医者達はこのような危険な状況を理解しています。私たちは白血病から子供達を救うために、そして転移性乳癌から女性達を救うために一生懸命働いているのです。それでも、医療的観点からこのような不治の病をどうにかする唯一の方法は予防でしかないのです。そのような事から、医者達ほど原子力産業に関わる物理学者達に対して声を上げる準備ができている人達はいないでしょう。
そんな物理学者達は放射能の”許容用量”なんて事について説明をします。彼らは、原発や核実験などで拡散される放射性物質が体内にとりこまれ、小さな細胞に大量の放射能が取り込まれる体内被ばくを全く考慮に入れずに議論をするのです。原発から拡散される放射性物質にしても、医療レントゲン、宇宙、そして自然界からの放射性物質にしても、彼らは常に健康への被害の少ない体外被ばくにだけに焦点をあてるのです。
しかし、医者達は放射能に関して安全な許容量などない、また放射能は蓄積されるものであることを知っています。放射能の影響で起こる細胞変異は一般に有害なものばかりです。嚢胞性繊維症、糖尿病、フェニールケトン尿症、筋ジストロフィなどの病気を引き起こす何百もの遺伝子を私たちはもっています。現在、2600以上もの遺伝的疾患があると言われていますが、そのどれもが放射能に由来する細胞変異に関係している可能性があります。そして、私たちが人工的に拡散される放射能のレベルを引き上げていることで、これらの病気の発病率は上がっていくことでしょう。
もう何年ものあいだ、医者達に比べると原子力産業に雇われた物理学者達は少なくとも政治やマスコミの間では随分と重宝がられています。40年代のマンハッタン計画以来、このような物理学者達は簡単に国会に登場することが可能になっています。まずは国の核となる部分から準備を始め、物理学者達は核兵器を擁護するにしろ原発を擁護するにしろ、大きな力をつけていったのです。彼らは国会に堂々と入り込み国会自体を彼らの言いなりにしたのです。彼らの言う先進技術こそが全てとなり、その代償は何十年後もあとになってやっと分かるという仕組みになりました。
それに比べて医者達は国会との関係の歴史が浅く、さらに核に関する事についてはアクセスが非常に制限されています。私たちは発癌の潜伏期間や放射線生物学にまつわる研究の発展について議論をしてまわったり普段はしません。しかしその結果、放射能の長期的な健康への被害について政治家や市民の皆さんに説明をするという仕事をおろそかにしてしまっていたのです。
癌の患者さんが私たちにやってきたときに、彼らが80年代にスリーマイルアイランドの風下に住んでいたとか、放射能に汚染された牛乳から作られたハーシーズのチョコレートを食べていたかなんて質問をするのはよくない事だとされています。私たちは最初から事が起こらないように働きかけるよりも、事故が起こってからそれに対処をしようとします。しかし医者達は今こそ原子力産業に立ち向かう必要があるのです。
原子力はクリーンでもないし、持続可能でもないし、化石燃料の代替でもありません。逆に地球温暖化を促進させるものなのです。太陽、風力、地熱発電、そして省エネで私たちの電気の需要は満たすことができるのです。
昔は放射能が癌を引き起こすなど誰も考えていませんでした。マリー・キューリー(キューリー夫人)とその娘は扱っている放射性物質が自分達を殺すことになるなんて知りもしませんでした。 しかし、マンハッタン計画に関わった初期の物理学者達が放射性物質の有害性を理解し始めるまではそれほど長い時間はかかりませんでした。私は個人的に彼らをよく知っています。彼らはヒロシマとナガサキで起こったことへの罪の意識から原子力の平和的利用が推進されることを常に願い続けてきましたが、結局はその逆の事が広まってしまっただけでした。
物理学者達が核の時代を始める知識を持っていたのならば、医者達はそれを終わらせるための知識と適格性を持っているのです。
<訳:中鬼>