屯田物語

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アルバムバトン二日目 「朝に」

2020年05月25日 | 日常

アルバムバトンは自分の好きなアルバムから好きな歌を選ぶものと解釈している。
安積女子高等学校合唱団は全国レベルの実力をもつ強豪校である。

以下、FBから・・
アルバムバトン ♪ ふつかめ (^^♪

【優しき歌】から「朝に」/福島県立安積女子高等学校合唱団作詞
作詞:立原道造

 おまへのこころが 明るい花の
 ひとむれのやうに いつも
 眼ざめた僕の心に はなしかける
 ・・・

病床にあった立原道造は詩人らしく「五月の風をゼリーにして持ってきて・・」と注文していたりした。
しかし、道造の母や恋人・水戸部アサイの懸命な看護の甲斐なく24才で夭折した。
【優しき歌】は手書きの詩集として全11篇のソネットで構成され、花嫁のアサイに贈る準備をしていた。
ソネットの最後の一節はこう結んでいる。

 夢みたものは ひとつの愛
 ねがったものは ひとつの幸福
 それらはすべてここに ある と

堀多恵子さん(堀辰雄夫人)はアサイさんと出会ったときの印象を「立原さんの好きそうな楚々として高原に咲く花のよう」と「優しき詩」の序文で述べている。

アルバムのジャケットにアサイさんご本人の写真を載せました。
東大弥生門の真ん前にあった「立原道造記念館」は閉館(2011年2月)になったが、その前に訪問できてよかったと思っています。
福島県立安積女子高等学校合唱団は全国屈指の強豪校だけあって素敵なアルバムでした。