あれ?
ハングル優越主義で、主に民族主義に基づき、ハングルが世界のどの文字体系よりも優れているとする立場を述べていた。
そう言っていた国が、漢字を勉強するって、なにか変。
朝鮮日報の記事:「漢字音痴」脱出、日本の教育に学べ(2月2日)
目指せ「漢字音痴」脱出…日本と対照的な韓国の漢字教育
韓国「小学校で600字」と定めながら各教科書で範囲違い、学年別もあいまい
日本の小学校では現在、1981年に制定された常用漢字(2010年に改訂)のうち1006字をレベルに合わせ各学年で学ばせている。韓国と違うのは、日本では「漢文」でなく「国語」教科書を使って漢字を教育しているという点だ。
春川教育大学パク・セジン講師の論文「韓日の小学校の漢字教育比較研究」によると、日本の検定国語教科書5種では、1年生で(国語を)272時間(漢字80字)、2年生で280時間(160字)、3年生で235時間(200字)、4年生で235時間(200字)、5年生で180時間(185字)、6年生で175時間(181字)学習することになっている。
学年ごとに「学習した漢字は文章の中で使えるようにする」という目標を定め、学習の負担が重くなり過ぎないよう段階的に区分しているため、非常に体系的な学習方式だと評価されている。もし小学校で1006字を習わないまま中学校に進学すれば、そこで新しく常用漢字を学ばなければならないという負担が生じるため、小学校のころから基本の漢字を徹底的に習うのだ。
これに比べ、韓国の小学校の漢字教育は緻密(ちみつ)さに欠けると指摘されている。中学校の漢文の時間に習うことになっている900字の範囲内で「約600字」教えるよう規定されてはいるが、その600字の範囲は教科書によって異なる上、各学年で学ぶべき漢字が区分されていない。漢字の授業は正規課程に含まれておらず、各校の裁量による授業「創造的体験活動」として行われており、教育委員会の正式認定を受けた教科書は約10%という調査もある。さらに、教材に掲載されている漢字のレベルもバラバラで、小学校の言語生活では取り上げるのが難しい漢文領域を含む教科書もある。
仁済大学のチン・テハ碩座(せきざ)教授(寄付金によって研究活動を行えるよう大学の指定を受けた教授)は「前政権で小学校でも一部の漢字教育ができるようにしたのは大きな成果だが、体系的な教育はまだ行われていない。小学校から韓国語の語彙(ごい)に出てくる基礎漢字1000字程度を徹底的に教育し、国語教育の正常化に取り組むべきだ」と指摘している。