現在採用されているグレゴリオ暦では、うるう年は400年の間に何回あるものとされているでしょう?
・97回
・98回
・99回
・100回
→ 97回
この暦では西暦年が4で割り切れる年をうるう年としていますが、「100で割り切れる年のうち4で割り切れない年は平年とする」ともあります。つまり1900年や2100年は平年なのです。
昔、プログラムの練習で曜日計算を作成したことがある。
1.グレゴリオ歴は、1582年10月15日(金曜日)と決めた。(結果、1601年1月1日は、月曜日。紀元元年1月1日が、月曜日だった訳ではない)
2.4年に1度、閏年がある。
3、4年で一度、閏年を計算すると、100年間では、1日多くなるので、100で割り切れる時は、閏年としない。
4、400年間経つと、計算があわなくなるので、400で割り切れる年は、閏年にする。
これで計算して見る。
分かりやすくするため、1601年から2000年までの400年間とする。
・400年間を4で割ると、100回。(4年に一回とすると100回あることになる。)
・1700年、1800年、1900年は、平年(閏年ではない)。
・2000年は、4で割り切れるので、閏年とする。
従って、100から3を引いた97回が正解となる。
400年に一度、元に戻るので、1601年1月1日、2001年1月1日、2401年1月1日は、月曜日と、決まっている。
紀元前45年1月1日からから使われ始めたユリウス暦があった。
ユリウス暦は、紀元前46年にジュリアス・シーザーが定めたと言われている暦で、一年の長さを「365.25日」と考え、4年に一度の閏年と決めた。
その後、一年の長さが約「365.2522日」と分かり、1582年にローマ法王グレゴリウス13世が勅令で改定したのがグレゴリオ暦。
1年 0.0022の誤差を調整すると、100年ごとに、閏年を止め、400年に一度は、閏年にする必要があった。
それにしても、16世紀当時の科学水準が高かったのが凄い。
今は、少し狂うと、閏秒を実施している。
いままでの閏秒の実施状況は、次の通り。
http://jjy.nict.go.jp/QandA/data/leapsec.html