昨日(2月16日)、黒木華(はる)さんが、ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を受けた。
世界三大映画祭の一つ、第64回ベルリン国際映画祭コンペティション部門の授賞式。
山田洋次監督の「小さいおうち」に出演した黒木華さんが、最優秀女優賞(銀熊賞)に選ばれた。
日本人の同賞受賞は、左幸子さん(1964年)、田中絹代さん(75年)、寺島しのぶさん(2010年)に続き4人目。
この若さで、受賞。
原作と、これを作品にした山田洋次映画監督が良かった。
山田監督作品がコンペで主要賞を受賞するのは5回目の挑戦で初めて。
授賞式で登壇した黒木さんは「まさかこの場に立てるとは思わなかった。すばらしい映画を作ってくれた山田監督のおかげです」と話していた。
受賞対象作「小さいおうち」での役柄は昭和初期の中流階級家庭に住み込む女中さん。着物とかっぽう着姿で、つつましく生きる昭和の女性を演じた。
その姿は山田洋次監督をして「彼女以上に、あの時代のかわいい女中さんを演じられる女優はいない。日本一ですよ」と言わしめたとニュースに書かれていた。
私も、この映画を見ましたが、良かった。
どう良かったかを語りたいが、ネタバレするので、今回は書かない。
追記:
この映画の原作の本の紹介からの転記です。
『小さいおうち』
中島 京子 文藝春秋 ≪570円(税込)≫
http://clmail.mysony.sony.co.jp/c/bemFatoXw6o5kram
現在、山田洋次監督で映画公開中! 昭和6年、若く美しい時子奥様との出会いが長年の奉公のなかでも特に 忘れがたい日々の始まりだった。女中という職業に誇りをもち、思い出を ノートにつづる老女、タキ。モダンな風物や戦争に向かう世相をよそに続く 穏やかな家庭生活、そこに秘められた奥様の切ない恋。 そして物語は意外な形で現代へと継がれ……。最終章で浮かび上がるタキの 秘密の想いに胸を熱くせずにおれない、上質の恋愛小説。 第143回直木賞受賞作。
映画に少しは興味を持たれたかな。
この文章には、ネタバレがない。
こう書かないと行けないことに気付かされた。