仁川のアジア大会で、カメラの窃盗事件を起こして逮捕された競泳の冨田尚哉選手。
一昨日(11月6日)、記者会見を開いた。
その後、JOCも記者会見をしており、ますます、藪の中の状況。
少し、整理してみた。
→の後の文章は、富田選手の反論/コメント。
・韓国警察の当初発表の犯行時間:10:48分。
→ その時間は、他の競泳選手と談話中でアリバイあり。
・韓国警察の修正後の犯行時間:11:48から11:56の8分間としている。
→ 見知らぬ男が、富田選手の手を掴み、薄笑いを浮かべながら、黒いものを自分の荷物に入れた
・警察の映像を、JOCと富田選手が見た。
→ 映像の左端に自分が映っている映像で、自分の姿が画面ギリギリ。盗んだ瞬間は映っていない。画像も鮮明ではなかった。
・韓国警察は、本人が窃盗を認めた。
→ たどたどしい日本語を話す通訳で、カメラを持っていますかと聞かれたので、Yesと答えた。窃盗したのかと言う質問ではなかった。
・韓国警察は、このカメラと指差した写真を証拠とした。
→ 通訳からは、指差すように言われたので、指を咲いたら、写真を撮られた。
・JOCと韓国警察で確認した通訳は、流暢に日本語が話せる人だった(JOC)。
→ 日本語に不慣れで、たどたどしい日本語の通訳だった。
これからの内容から、疑問に感じたこと:
1.韓国警察が当初発表した犯行時間が、本人の反論から変わったのは、怪しい。
いい加減な韓国の警察の印象を与える。
2.犯行時間に8分間もあるのも、怪しい。
はっきりした映像があるなら、何時何分と特定できるはずである。
3.映像に犯行時の行動が映っているのなら、映像を発表しても良いと考えるが、いつもだったら映像を発表する韓国が、今回は発表していないのが、怪しい。
日テレでは、同じ機能のカメラで、ほぼ同じ距離で、屋外で撮影した映像を放送していたが、その映像では、顔までは特定できなかった。大まかに行動は認識できる映像だった。
このような撮影画像で、警察に立ち会ったJOCの担当者は、本当に富田選手と特定できたのかが、疑問である。JOCの発表時、その画像を見たJOCの担当者本人は、記者会見には現れていないし、質疑応答もできていない。どうして、その本人を立ち合わせなかったのかも怪しい。
4.JOCと富田選手が会った時の通訳と、韓国警察で尋問時に担当した通訳が、同じ人なのか別人なのかが分からないので、通訳の通訳能力についての判断が難しい。
別人なら、たどたどしい日本語と言うのもありうる。
同じ人でも、JOCと面談した時と、警察で尋問をした時に、通訳の日本語の喋りを変えることは可能である。
その辺の状況(同じ人なのか、別人なのか。同じ人だった場合、日本語の通訳のレベルは警察で尋問された時とJOCと会っていた時と異なっていたのかどうか)は、富田選手の記者会見に立ち会った記者は突っ込んで欲しかったが、最近の記者の判断レベル低下で、聞けていない。
5.カメラがある会場で、本当に富田選手が窃盗をするのかという疑問が残る。
6.本当に窃盗した人が、再度、記者会見をしてまで、観の潔白を晴らそうとするのか?
犯行時の映像がでてきたら、墓穴を掘ることになる。弁護士がいて記者会見をしている点からも、富田選手が本当に犯人だったのかの疑問が残る。
富田選手が、犯行時の画像をシッカリと見ていて、この映像なら冤罪にできると確信した場合。
1.犯行時の映像には、窃盗している行動は映っていなかったので、緑色の服を着た人が自分の手を掴んで、自分の鞄にに入れたと嘘の話を作った。
現時点で、この「藪の中」の情況を打破できるのは、韓国警察が証拠としている映像である。
韓国警察が、映像を公表することを望みます。
その映像を見たら、富田選手がどうかが判断できます。
窃盗している行動も分かります。
犯行時の映像が無かったら、韓国警察は発表しない。
このジレンマは、どうしたら解決できるのか?
韓国警察は、映像を発表せず、結局、「藪の中」のままで終わりそうである。