文章を練るのに適している場所を「三上」などといいます。これは「馬上・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)」のことで、「馬上」は馬に乗っているとき、「枕上」は寝床に入っているときですが、「厠上」はどんなときでしょう?
・食事をしているとき
・散歩をしているとき
・風呂につかっているとき
・トイレに入っているとき
→ トイレに入っているとき
北宋の文章家・欧陽脩の「帰田録」に記された「余、平生作る所の文章、多くは三上に在り。すなわち馬上・枕上・厠上なり」に由来します。
私の場合は、厠上している時間は短いので、ここで文章を練ることはない。
馬上は、私も一度しか体験していない。その時は、乗馬していることに注意がいって、文章を練るような状況ではなかった。
私の体験では、車上(電車に乗っている時)、椅上(机に向かって座っている時)、読上(本・雑誌等を読んでいる時)、歩上(歩いている時)かな。
なお、椅上、読上、歩上は、私の造語である。