今朝の関西のTV番組「す・またん」で、ぼったくりアイドルとして、「里咲りさ」さんが紹介されていた。
本人が、「ぼったくり」と叫んで販売していた。
ホテルの無料スリッパに、その場で、彼女がサインして1000円で販売。
百均ショップで購入した商品(タオル)に、サインして1000円で販売。
番組でプレゼントされた「す・またん」タオル(関西テレビが販売している価格は980円)の裏側の白い生地に、サインして3000円で販売。
殆どが、仕入れ価格ゼロなので、売上金額が利益となっている。
昨年は、この商売で、400万円売上げていたと放送していました。
利益も400万円となりますね。
このアイドル、里咲りささんの詳細は、ここを参照:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8C%E5%92%B2%E3%82%8A%E3%81%95
ツイッターはこちらを参照:
https://twitter.com/risamusic925?lang=ja
早稲田大学に合格していたので、バカなアイドルではなさそうである。
手作りのCDをレコードショップに置いてもらって、オリコン週間インディーズアルバムランキングで9位にランクインさせています。
自分を売り込む会社の社長で、企画力、販売力もある人です。
ここで、分かった彼女のビジネス・スタイル:
1.彼女のサイン付きと言う、付加価値がある商品として販売している。
2.大体が、税込で千円。千円札一枚で購入できる価格で、高額で無い点も、ファンには魅力のようである。
また、お釣りや消費税の計算は不要。
3.購入者は、彼女に投資している感覚、あるいは、援助していう感覚かもしれない。
4.その日に販売する商品は、大体が1点しかないもの。
無料で置いてあるホテルのスリッパは、一泊で、1点しか入手できない。
その日の販売には、一点しかないので、持っていても良いと思う商品には、会場にいる人は挙手してしまう気がする。
5.購入は、彼女の合図で、早く手を挙げた人が購入できる方式。
これって、無料商品を餌に、高額な商品(羽毛布団)を販売しているやり方に似ている。
この商品販売方法は、次のとおり。
これらの商品を無料で配りますので、この会場に来て下さいと街頭で主婦をターゲットにして勧誘する。
川崎市の商店街で、実際に勧誘しているのを何度も見かけたことがある。
我々のようなサラリーマンには、絶対に声を掛けてこないので、会場の雰囲気はTV報道でしか知らない。
「この無料商品が欲しい人?」と大きな声で問いかけて、元気に挙手と返事ができる人に無料の商品を手渡す。
これを何度もさせて、参加者が、大きな声で挙手させるのを慣れさせる。
そして、本当に売りたい高額商品(羽毛ふとん20-30万延)を取り出し、同じように、「この商品を買いたい人?」と問いかけて、挙手をさせ、販売する手法です。
無理やり、挙手させている訳ではないのが、この商法の上手いところ。
周りの大きな声と素早く挙手する雰囲気で、誤った判断による購買意欲が上がっていると考えられる。
彼女の販売方法は、中々、良く考えられた販売手法である。
マーケティングや顧客心理を勉強をしているのかとも考えます。
尚、主たる活動は、コンサート活動、CD販売だと思います。
但し、現行の関連事業のビジネス・モデルでは、400万ぐらいの売上は実現できても、1000万円以上の売上をあげるのは、難しいと考える。
効率的に売上を上げる、新しいビジネス・モデルを作る必要はあるとTVを見ながら考えてしまいました。
追記:
「ぼったくり歌手」で検索すると、百均ショップの商品にシールを貼って高額で売っている歌手もいるようである。
それに比べたら、このアイドルは許容できる範囲と思いました。、