昨日、ある回転寿司屋に入った。
会計のため、お店の人を呼んだ。
私が食べたのは、100円の皿が、2枚と、200円の皿が1枚の3枚。
お店の人が来て、「お皿の数は、4枚ですね」と聞かれた。
私、心の中で、「3枚ですが・・・」と思っていたが、200円のお皿を一皿食べたのを思い出した。
ああ、200円のお皿が1枚あったので、合計4枚というのが分かった。
係り員の質問は、「お皿の数は、4枚ですね?」
私のロジカルな返答は「3枚」になる。
日本語のコミュニケーションができなかった事例です。
今回の回転寿司での対応としては、次のとおり。
1.「100円のお皿が2枚、200円のお皿が1枚で、合計3枚ですね」
この方式は、一般的な回転寿司では多い。
皿の色が異なり、その色で値段が決まっている。
お客様とは、色別の皿数と合計の皿数でお互いに確認している。
大起水産等、値段が異なる皿で提供しているスタイルは、この方法。
2.200円のお皿の時は、100円のお皿を2枚にして寿司を出す方法。
これなら、「お皿は、4枚ですね」で、お互いに確認できる。
3.今回の回転寿司は、黒い容器の中に、100円の皿が1枚入っている。
その状況で、お皿の数で確認されても困る。
ロジカルには、お皿の数は3枚。
だったら、「お皿は、3枚。黒い容器が一つ」と言ってくれたら良い。
お皿の数を聴きながら、金額で確認する(皿は3枚であるが、金額的には4枚)、非ロジカルな会話は止めて欲しい。
この回転寿司は、くら寿司でした。
対応した係員の人は、日本語のコミュニケーションができない人なので、傾聴もできなかった。
人が話をしている途中で、会話を遮断しながら話しかけてくる。
正しい日本語で会話ができない社員教育、傾聴できない社員教育は困る。
齢のせいか、相手の日本語の質問を理解しようとし、それに対して正確に答えようとする癖が付いてきてしまった。
ロジカルでない会話が多いので、不便を感じることも多い。
先日、学校の先生との会話では、先生が傾聴できていなかった。
私の質問が、全部終わらない内に、先生は、先読みして回答し始めた。
一度目は、質問の途中で回答し始めた内容を聴いていましたが、私が質問した内容の回答ではなかったので、また、違う観点で質問しを始めました。
そしたら、また、同じように私の質問を遮って回答し始めた。
私が、先程の回答内容を理解できなかったと、先生が勘違いしていました。
2度目だったので、私は、「私が質問したい内容はまだ話し終わっていませんので、質問を全て聞いてから、回答をお願いします」と言ってしまいました。
質問がある時は、全部聴いてから、考えて回答しましょう。
傾聴は難しいと思っている人が多いけれど、実は、簡単です。
ずっと相手が話している間は聞いていて、話が終わったかなと思うまで喋らないことです。
これが、傾聴です。
相手が喋っている時に、かぶせて会話するのは、傾聴ではありません。
分かれば、簡単なことですが。これができない人が多い。
特に、上司の立場の人に多いのが、残念であり、困ったことである。
閑話:
質問と愚問
質問は、この人、良く知っているな、切れる人だと思わせるような内容を聞くこと。
愚問とは、この人、こんなことも知らないの、頭が悪い人だなと思わせる内容を聞くこと。
質問する人は、質問は良いが、愚問をしてはいけない。
質問される人は、愚問でなく、質問がきた時の対応ができるように想定し、答えられるように事前準備しておく必要がある。