古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

口吉川町の『お盆精霊流し』のお世話をしました。

2020年08月15日 21時41分56秒 | 古希からの田舎暮らし
 お盆には、この一年に逝った人たちが旅立ちます。『お盆精霊流し』はどこでも行われていた、大事な行事でした。ところがいろいろあって、いまではこの行事が行われるところは少なくなりました。
 口吉川町では、昔ながらの精霊流しが行われます。
 今年、ぼくは村の保健衛生委員です。精霊流しのお世話をする係です。夕方口吉川町の公民館に集まって準備しました。
 今年の回向寺院は善祥寺・各務(かがみ)住職です。点火の一時間ほど前から、初盆を迎えるおうちの方がお飾りなどを持ってきます。軽トラで来る家が半分近く。
 いまはお飾りもプラスチックが多く使われるようになり、保健衛生委員は材質を見分けて分別します。電気のコードは切って集め、豆電球は別に集め、陶器は別に集め、燃える木と紙の飾りや館を祭壇の前に積み上げていきます。

 点火は7時30分。お経とともに参列している人たちの焼香がはじまります。火はだんだん大きくなり、お館が猛火炎に包まれて燃えつきます。

 今年は参列者の席を離して置き、マスクを全員に付けてもらいました。

 精霊流しはとどこおりなくおわり、市のゴミ回収車がプラスチックごみなどを持ち帰りました。使用した机やパイプ椅子は一つ一つアルコール消毒して返却しました。
 コロナでも行事ができました。いつまでもつづいてほしいです。
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