弟ハイドンさんの弦楽五重奏曲ハ長調(P.108)を聴きました。
P.108というのが作品番号なのか分類番号なのかよくわかりません。
(ペルガーという人の分類番号かもしれません)
聴いたCDの解説にも曲の詳しい説明は書いてありませんが、
作られたのは1773年です。
同じ年にもう一曲、ト長調(P.109)の作品があり、
やはり同じ年にモーツァルトが書いた弦楽五重奏曲に
影響を与えたようです。
楽器は、ヴァイオリン2つ、ヴィオラ2つにチェロという編成です。
なんで、このような曲が歴史の中に埋もれてしまったのでしょう。
素晴らしい作品だと思います。
1773年頃は、ハイドン先生の弦楽四重奏曲でいうと
「太陽四重奏曲集」が作られた辺りです。
兄弟間でなにかやりとりはあったのでしょうか?
(そういえば兄弟そろって作曲家というのはあまりいないかも)
ハ長調(P.108)は、旋律はハイドン先生の四重奏に比べて
モチーフが長め("息が長い"というか)の気がします。
転調も割りとはっきりしている感じがします。
(あくまでも素人の耳ですので)
トランペット協奏曲と同様に、曲相だけでいえば、
モーツァルトっぽい感じがしました。
ぜひとも、全集の登場を願うばかりです。