ハイドン先生の最後の弦楽四重奏曲、
第81番から第83番のCDを買いました。
演奏は「ラルキブデッリ(L'Archibudelli)」という楽団です。
「弓(Archi)」と「ガット弦(budella)」という
二つのイタリア語を組み合わせた名前で、
17~18世紀のオリジナル楽器を使用しています。
世界的なチェリスト、アンナー・ビルスマを中心に結成されました。
私がすでに持っているハイドン先生の弦楽四重奏曲全集は
ブッフベルガー四重奏曲のものです。
レーベルはブリリアントという廉価のCDを出しているところですが、
演奏は大変気に入っています。
ラルキブデッリはまた違った良さがありますね。
第81番ト長調の第1楽章は、跳ねるような軽快さがあり
とても楽しいです。
チェロの音が大きめで音に厚みがありますが、
全体的にはなんだか"温かい"感じです。
先日聴いた弟ハイドンさんの弦楽五重奏曲の演奏がこの四重奏団で
とても素晴らしかったので、つい買ってしまいました。
(弟ハイドンさんのCDは実は借りたものです)
今回買ったCDには、四重奏曲断章「老人」という曲が
一緒に入っていました。
(9曲の歌曲の中の第5曲だそうです)
心憎いカップリングです。
別の演奏で聴くと、また新たな魅力が発見できますね。