フォーレのピアノ五重奏曲第2番ハ短調を聴きました。
クラシック音楽は、多楽章形式の器楽曲の場合、
全部聴くと大体30~50分位になります。
平日に1曲まるまる聴くということは私の場合あまりありません。
(通勤中にipodで聴くことはありますが)
好きな楽章だけとか、もっと極端な場合は好きな部分(旋律)だけ
とかを「つまみ聴き」することが多いです。
たまに無性に聴きたくなる旋律や、この部分の展開がたまらない、
ここの楽器の使い方が天才的、という好みは誰でもあると思いますが、
特に旋律については、自分にとって「不滅の旋律」ともいうべきものが
いくつかあります。
フォーレのピアノ五重奏曲第2番第1楽章の旋律もまさに「不滅の旋律」です。
ピアノのアルペジオの後、2小節目からヴィオラで演奏されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/ac/e2f1222e6bdfefffc5fb8433440fe0c0.jpg)
(恥ずかしながら楽譜を見て知ったのですが3拍子なんですね)
表現が難しいのですが、中途半端というか割り切れない不安定さというか・・・。
二つの旋律を無理に結合させて、前の旋律が「解決」しないまま
次の旋律に移ってしまうような感じがするのです。
(旋律が始まって5小節目で、前半後半がわかれるような)
その"不安定さ"がなんともたまらない魅力です。
ヴィオラで奏でられた後は、少しずつ形を変えたり、
途中で転調したりして展開しますが、
冒頭と同じ形ではっきり現れるのは再現部1回のみだと思います。
なかなか出てこないところもグッとくる要因です。
私が普段聴いているのは、ヴィア・ノヴァ四重奏団とユボーの演奏です。
録音は1970年で、正直あまりクリアーな音質(録音)ではありません。
ちょっと"もや"がかかったような音ですが、
それが逆にこの曲の雰囲気にあっているような気がします。
(最近はリマスター盤も出ているようですが)
ヴィオラを弾いているのは、ジェラール・コーセです。
そういえば気に入っている演奏の中で、
彼がヴィオラを弾いているものがいくつかあります。
パレナン四重奏団でのフランクの弦楽四重奏曲や、
ゴールドベルグ変奏曲の弦楽三重奏版など・・・。
ヴィオラは弦楽器の中ではちょっと地味な存在ですし、
室内楽というジャンルそのものが地味といえば地味ですが、
そんな中でコーセは、存在感が光る「名脇役」(かつ名優)ですね。
余談ですが・・・
コーセという名前を聞いて「チャーリー・コーセー」を思い出す人は
40代以上だと思います。
クラシック音楽は、多楽章形式の器楽曲の場合、
全部聴くと大体30~50分位になります。
平日に1曲まるまる聴くということは私の場合あまりありません。
(通勤中にipodで聴くことはありますが)
好きな楽章だけとか、もっと極端な場合は好きな部分(旋律)だけ
とかを「つまみ聴き」することが多いです。
たまに無性に聴きたくなる旋律や、この部分の展開がたまらない、
ここの楽器の使い方が天才的、という好みは誰でもあると思いますが、
特に旋律については、自分にとって「不滅の旋律」ともいうべきものが
いくつかあります。
フォーレのピアノ五重奏曲第2番第1楽章の旋律もまさに「不滅の旋律」です。
ピアノのアルペジオの後、2小節目からヴィオラで演奏されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/ac/e2f1222e6bdfefffc5fb8433440fe0c0.jpg)
(恥ずかしながら楽譜を見て知ったのですが3拍子なんですね)
表現が難しいのですが、中途半端というか割り切れない不安定さというか・・・。
二つの旋律を無理に結合させて、前の旋律が「解決」しないまま
次の旋律に移ってしまうような感じがするのです。
(旋律が始まって5小節目で、前半後半がわかれるような)
その"不安定さ"がなんともたまらない魅力です。
ヴィオラで奏でられた後は、少しずつ形を変えたり、
途中で転調したりして展開しますが、
冒頭と同じ形ではっきり現れるのは再現部1回のみだと思います。
なかなか出てこないところもグッとくる要因です。
私が普段聴いているのは、ヴィア・ノヴァ四重奏団とユボーの演奏です。
録音は1970年で、正直あまりクリアーな音質(録音)ではありません。
ちょっと"もや"がかかったような音ですが、
それが逆にこの曲の雰囲気にあっているような気がします。
(最近はリマスター盤も出ているようですが)
ヴィオラを弾いているのは、ジェラール・コーセです。
そういえば気に入っている演奏の中で、
彼がヴィオラを弾いているものがいくつかあります。
パレナン四重奏団でのフランクの弦楽四重奏曲や、
ゴールドベルグ変奏曲の弦楽三重奏版など・・・。
ヴィオラは弦楽器の中ではちょっと地味な存在ですし、
室内楽というジャンルそのものが地味といえば地味ですが、
そんな中でコーセは、存在感が光る「名脇役」(かつ名優)ですね。
余談ですが・・・
コーセという名前を聞いて「チャーリー・コーセー」を思い出す人は
40代以上だと思います。