老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

ロウソクが燃え尽きた

2020-11-06 09:25:10 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」

                   那須連山に雪が降った

1728 ロウソクが燃え尽きた

他人(ひと)を想うことは
自分を想う
死を見つめることは
生につながる

末期癌と懸命に闘い
ロウソクの火が燃え尽きた
一人暮らし老人
海の底から深く哀悼の言葉を呟く