老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1425;酒心の詩

2020-02-29 13:59:53 | 阿呆者
上杉鷹山 米沢での生き方は感動した  酒「鷹山」は美酒だった

酒心の詩

20歳になったときに
仲間と飲んだ酒は
熱く夢を語り合った

嬉しいときに飲む酒は
盃でも酔ってしまい天国の気分

腹が立ったときに飲む酒は
一升瓶でも酔わず地獄界

悲しいときに飲む酒は
黙して語らず手酌酒

惜別(葬式)のときは
独りあなたを偲び 酒を飲む

自宅で飲んだほう安いと妻は言うが
外で何故か飲みたがる夫

男と飲む酒は
苦い人生の味がある

女と飲む酒は
心奪われ夢心地

クラブの女に囲まれるより
居酒屋でしみじみ飲んだ方がいい

「二級酒 女次第で 特級酒」と
脳梗塞になった寿司職人が詠んだ

酒は舌でなく心で味わうものさ

齢を嵩ねても未だに酒に呑まれる自分

43歳で亡くなった親父は酒を呑みご機嫌がよくなると
三波春夫の『チャンチキおけさ』を唄っていた



親父と酒を酌み交わしたかった

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