老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1331;入院半月

2019-12-25 09:14:42 | 病室から
病院の建物が変わらぬが 空は変わる 12月25日の朝は晴れ

入院半月

入院生活は半月を迎え
4人病室の「主」になってしまった。

窓越しに見える病棟の窓に「鉄格子」をつけると
刑務所のように思えてくる。
そんなことを考えては不謹慎なのだが、
病院も刑務所の生活(くらし)は似ている。

「日課」というものがあり
毎日判で押したような生活の繰り返し。

入院が長引くにつれ
社会から仕事から遠ざかり
自分が「居なく」ても 仕事はなされ
そのことに安堵と不安の気持ちになる。

いつ退院できるともしれない長期入院患者は明日が見えない。
出所の日がわかっている受刑者は、その日を指折り数えながら待っている。

患者と受刑者を同列にしてはいけないけれども
社会から隔絶されている身は同じ。

入院患者にとり病状が治癒に向かい
「もう退院できますよ」
その言葉が何よりの「薬」である。

自分は後半年過ごせば
「退院」の言葉が主治医から聞けるのであろうか




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2 コメント

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3つの『あ』 (あかいねこ)
2019-12-25 15:27:19
こんにちは~
もう半月経ったのですね。
社会から仕事から遠ざかり・・・のお気持ちお察しします。
そんなお気持ちの星光輝様に生意気にも大切なのは3つの『あ』と言う言葉をおくります。
あせらない
あわてない
あきらめない
こんな言葉で陰ながらエールとさせていただきます。失礼致しました。
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「3a」 (星光輝)
2019-12-25 17:21:31
あかいねこ さま

声援の言葉ありがとうございます
あせらない
あわてない
あきらめない

「3a」の言葉として捉え
余裕を失いかけたときや余裕がないとき
ふと、思い出す言葉になっていくのかもしれない

何よりも「あきらめない」気持ちが大切ですね
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