令和元年12月23日の朝空 病室の窓から
「むえん」な(入院)生活
「むえん」、と書くと
「無縁」を連想してしまうが
「無塩」のことで
先日朝食のとき「無塩パン」がだされた。
味も素っ気なく正直美味しくない。
自分の場合、腎不全や心疾患があり
塩分制限6g。
この数字を守り食事をすると
チョ〜薄味で食欲が失せてくる。
そのお陰で右脚の浮腫がとれ
足首の輪郭が見えてきた。
雪割爺さん(85歳)を思い出した。
彼は戦後、那須連山を仰ぎながら
妻と酪農を開拓してきた。
糖尿病から人工透析となり
介護サービスを利用し週3日透析に通っている。
彼は塩分と水分の制限があるのだが、
そんな制限のことは気にすることなく
「いつ死ぬかわからないから、好きなものを食べて死ぬ」、と話す。
彼にとり、塩鮭、塩辛は大好物で欠かせないおかず。
血糖値の不安定に連鎖し入退院を繰り返すも
今は自宅で牛🐄とともに暮らしている。
自分は、「死ぬ前に食べたい物は」、と尋ねられたら
「山葡萄」「夕張メロン」と炊きたての白いご飯のうえに「塩筋子」「紀州南高梅」が浮かぶ。
最期に羊蹄山麓の湧き水かな。
退院したら、塩分制限は躰のためにもまもらねば・・・・
味のない食生活になっても
味のある生活(くらし)にしていきたいものだ。
雪割爺さんの言葉
「いつ死ぬかわからないから、好きなものを食べて死ぬ」が
頭の中をよぎった。
人間食べたいものを食べて死ぬ
それは人間の欲求の「真理(心理)」でもある
美味しいものは「しょっぱい」ですものね(笑)
母美代さんも脳梗塞をやっているので、塩分控えめ食です。
初めのころは文句を言っていましたが、慣れるものですね。
今では自らしょっぱいと言い、薄めたお味噌汁を更に薄めたりします。
あたしも慣れました。
素材の美味しさ・・・みたいなものが味わえるようになった気がします。
死ぬ前に食べたいもの・・・。
う~ん、ビールとローストビーフとお寿司かな。
美代さんは「白米」に、決まっていますけど(笑)
透析のときに比べ
塩分控えめが「甘く」なってきた
仕事が忙しくなると
外食も増え
当然塩分摂取にイエローカード
ときにはレッドカードもあったりして
塩分制限しながら
ときには食べたいものは
我慢せず食べる
食事制限は
結構ストレスになるのです
美代さんも頑張っているのは
にゃんズの母様のお陰かな