老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

276;にんげんじゃない 許されない

2017-08-09 04:07:59 | 老いびとの聲
にんげんじゃない 許されない 

#8;家族模様4 許すことができない ショックな出来事(一部再掲)

桃子さんに尋ねた。
彼女は躊躇う(ためらう)こともなく
「まだ(子猫の)眼が開かないうちに、
袋の中に入れ窒息させてから 両手で子猫の首を捻る。
そうすればあっけなく死んでしまう」。
 (「惨い」 「可哀想」 「許されない」 「人間じゃない」と心のなかで思いながら)
「その後どうするの?」と・・・。
「庭に面している道路側の角地に穴を掘って埋める」
 「桃子さんは埋めることはできないでしょ・・・」
「息子が埋めてくれる」
 「そうなんだ~」と言いながらも
ショッキングな話であり 子猫が余りにも可哀想!
子猫に罪はないのに・・・。

親猫が妊娠した
元教師の桃子は また産まれたら
「子猫の首を捻ればいい」と
現役教師をしている息子は
お腹が大きくなった猫を
何処へ遺棄してきた様子
事実は確認できないが
もしそれが事実だとしたら
余りにも惨い
暑さのなか
飢餓と脱水のなか
母子ともども
生き地獄ともいうべき死

にんげんじゃない 許されない

その親子猫を守ってあげることもできない
自分の不甲斐無さ 



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