老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

678;黒の舟唄と彼岸

2018-03-20 03:19:20 | 歌は世につれ・・・・
黒の舟唄と彼岸

長谷川きよしが唄う『黒の舟唄』は
何故か心に沁みる


作詞:能吉利人、作曲:桜井 順、唄:野坂昭如 ほか

1 男と女のあいだには
  ふかくて暗い河がある
  誰も渡れぬ河なれど
  エンヤコラ今夜も舟を出す
  ※ROW & ROW ROW & ROW
    ふりかえるな ROW ROW

2 おまえが十七 おれ十九
  忘れもしないこの河に
  ふたりの星のひとかけら
  流して泣いた夜もある
  (※ 繰り返す)

3 あれからいくとせ漕ぎつづけ
  大波小波ゆれゆられ
  極楽見えたこともある
  地獄が見えたこともある
  (※繰り返す)

4 たとえば男はあほう鳥
  たとえば女は忘れ貝
  まっかな潮(うしお)が満ちるとき
  失くしたものを想いだす
  (※ 繰り返す)

5 お前とおれとのあいだには
  ふかくて暗い河がある
  それでもやっぱり逢いたくて
  エンヤコラ今夜も舟を出す
  (※ 繰り返す)

  ROW & ROW ROW & ROW
  ふりかえるな ROW ROW
  ROW & ROW ROW & ROW
  ふりかえるな ROW ROW


暗い唄であるが
何故か心惹かれるというか
心引き摺られる
月は黒い雲に覆われ
夜の大河(かわ)も黒い
「お前とおれとのあいだには ふかくて暗い河がある」
闇夜の彼岸と此岸との間には
ふかくて暗い河がある

あなたに会いたくて
黒い闇間に見え隠れする
彼岸をめざし黒舟を漕ぎつづけるが
なかなか彼岸に辿り着けない

彼岸花は
やっぱり
曼珠沙華がいい
ふかくて暗い河に
曼珠沙華を一輪挿してみた


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