俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

初雪

2010年12月25日 | 俳句

初雪も 粉雪となり 風に舞う
(はつゆきも こなゆきとなり かぜにまう)
12826 【季語】 初雪 【季節】 初冬


粉雪に 師走の街も 寒々と
(こなゆきに しわすのまちも さむざむと)
12827 【季語】 粉雪 【季節】 晩冬


道ばたに 掃き残されし 枯落葉
(みちばたに はきのこされし かれおちば)
12828 【季語】 落葉 【季節】 三冬


老うばかり 辞めて七年 師走街
(おうばかり やめてしちねん しわすがい)
12829 【季語】 師走 【季節】 晩冬


真っ二つ 切り倒されし 銀杏の木
(まっぷたつ きりたおされし いちょうのき)
12830 【季語】 銀杏 【季節】 晩秋


クリスマス 皿に一切れ チキンあり
(くりすます さらにひときれ ちきんあり)
12831 【季語】 クリスマス 【季節】 仲冬


もう無きか 忌日の続く 年の暮
(もうなきか きじつのつづく としのくれ)
12832 【季語】 年の暮 【季節】 仲冬


年の瀬に 喪中葉書の 多くあり
(としのせに もちゅうはがきの おおくあり)
12833 【季語】 年の瀬 【季節】 仲冬


駅名聞く 若き女あり 年の暮
(えきなきく わかきひとあり としのくれ)
12834 【季語】 年の暮 【季節】 仲冬


見渡せば 俺もおまえも 浮き寝鳥
(みわたせば おれもおまえも うきねどり)
12835 【季語】 浮き寝鳥 【季節】 三冬