何もかも 嫁がたよりの 年の暮
(なにもかも よめがたよりの としのくれ)
12842 【季語】 年の瀬 【季節】 仲冬
年の瀬に 何か買わねば 金無くも
(としのせに なにかかわねば かねなくも)
12843 【季語】 年の瀬 【季節】 仲冬
寿司ほどの 馳走で我慢 暮の膳
(すしほどの ちそうでがまん くれのぜん)
12844 【季語】 暮 【季節】 仲冬
明日にも 終わるか嫁の 年用意
(あしたにも おわるかよめの としようい)
12845 【季語】 年用意 【季節】 仲冬
年古れば もういくつより 数へ日か
(としふれば もういくつより かぞへびか)
12846 【季語】 数へ日 【季節】 仲冬
数へ日に 居場所探して 右左
(かぞへびに いばしょさがして みぎひだり)
12847 【季語】 数へ日 【季節】 仲冬
どうしてる 元気賀状の 決め文句
(どうしてる げんきがじょうの きめもんく)
12848 【季語】 年賀状 【季節】 新年
忘年の カラオケ辛く 懐手
(ぼうねんの からおけつらく ふところで)
12849 【季語】 忘年会 【季節】 仲冬
早々と 注連縄飾る 家もあり
(はやばやと しめなわかざる いえもあり)
12850 【季語】 注連縄 【季節】 新年
古暦 六月のままに 壁にあり
(ふるごよみ むつきのままに かべにあり)
12851 【季語】 古暦 【季節】 仲冬
狼の 遠吠え久し 耳にあり
(おおかみの とおぼえひさし みみにあり)
12852 【季語】 狼 【季節】 三冬
熱燗の 欲しと思えど 声に出ず
(あつかんの ほしとおもえど こえにでず)
12853 【季語】 熱燗 【季節】 三冬