送られし 友よりの餅 句の種に
(おくられし ともよりのもち くのたねに)
12854 【季語】 餅 【季節】 仲冬
まほろばの 香りをのせて 餅届く
(まほろばの かおりをのせて もちとどく)
12855 【季語】 餅 【季節】 仲冬
寒の晴 甘糟の風 明日香風
(かんのはれ あまかすのかぜ あすかかぜ )
12856 【季語】 寒 【季節】 晩冬
雪かもの 予報を聞きて 空を見る
(ゆきかものよほうをききてそらをみる)
12857 【季語】 雪 【季節】 晩冬
結露跡 窓の内外 水溜まり
(けつろあと まどのうちそと みずたまり)
12858 【季語】 - 【季節】 -
窓に射す 冬日まぶしく あたたかく
(まどにさす ふゆびまぶしく あたたかく)
12859 【季語】 冬日 【季節】 三冬
年明けの 鋤焼き予定 なぜ嬉し
(としあけの すきやきよてい なぜうれし)
12860 【季語】 年明く 【季節】 新年
土残る 葱送られて 鍋恋し
(つちのこる ねぎおくられて なべこいし)
12861 【季語】 葱 【季節】 三冬
寒鴉 一羽と見えて つがいらし
(かんがらす いちわとみえて つがいらし)
12862 【季語】 寒鴉 【季節】 晩冬
ゆりかもめ 消すに消せない 想い人
(ゆりかもめ けすにけせない おもいびと)
12863 【季語】 百合鴎 【季節】 三冬
百均の 手袋にさえ ありがたみ
(ひゃっきんの てぶくろにさえ ありがたみ)
12864 【季語】 手袋 【季節】 三冬
数え日に 買い出しに行く 嫁強し
(かぞえびに かいだしにゆく よめつよし)
12865 【季語】 数え日 【季節】 仲冬
冬ざれて 預金残高 すきま風
(ふゆざれて よきんざんだか すきまかぜ)
12866 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬
松立つる 我がマンションの 新鮮さ
(まつたつる わがまんしょんの しんせんさ)
12867 【季語】 松立てる 【季節】 仲冬
二十八年ぶり 認定トライ 母校熱
(にはちぶり にんていとらい ぼこうねつ)
12868 【季語】 ラグビー 【季節】 三冬