俺流俳句 「いちらくいちらく」

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          千秀

夏至の夜

2015年06月23日 | 俳句

短夜や 老いても盛ん 恋の夢
(みじかよや おいてもさかん こいのゆめ)
17477 【季語】 短夜 【季節】 三夏


蛍や 汝の灯り 冥土塚
(ほうたるや なんじのあかり みょうどづか)
17478 【季語】 蛍 【季節】 仲夏


梅雨明けず 常備の傘に 頼り切り
(つゆあけず じょうびのかさに たよりきり)
17479 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


炎天下 今は懐かし ビヤホール
(えんてんか いまはなつかし びやほーる)
17480 【季語】 炎天下 【季節】 晩夏


抜け出せぬ 梅雨の地下街 迷い道
(ぬけだせぬ つゆのちかがい まよいみち)
17481 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


短夜や 断酒の明けに 酒欲しき
(みじかよや だんしゅのあけに さけほしき)
17482 【季語】 短夜 【季節】 三夏


夏至の夜の 閑かな夜の 長きこと
(げしのよの しずかなよるの ながきこと)
17483 【季語】 夏至 【季節】 仲夏


人気のセ 実力のパ 梅雨明けず
(にんきのせ じつりょくのぱ つゆあけず)
17484 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


螢火を 逃がしてばかり まだ此岸
(ほたるびを にがしてばかり まだしがん)
17485 【季語】 蛍 【季節】 仲夏


人の数 基準とされたし 冷房車
(ひとのかず きじゅんとされたし れいぼうしゃ)
17486 【季語】 冷房車 【季節】 晩夏


紫陽花や 土の化学の 色変化
(あじさいや つちのかがくの いろへんげ)
17487 【季語】 紫陽花 【季節】 仲夏


ガラス張り エレベーターに 出る冷や汗
(がらすばり えれべーたーに でるひやあせ)
17488 【季語】 汗 【季節】 三夏