俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

喇叭水仙

2016年03月13日 | 写真教室 写真俳句紹介


猫柳 じゃらしているや 猫家族
(ねこやなぎ じゃらしているや ねこかぞく)
S474 【季語】 猫柳 【季節】 初春



水仙の ラッパの音色 彩があり
(すいせんの らっぱのねいろ あやがあり)
S475 【季語】 喇叭水仙 【季節】 仲春



気が付けば 春の野花が 気に掛かり
(きがつけば はるののばなが きにかかり)
S476 【季語】 春 【季節】 三春



夏近し 遠くに聞こゆ 遊び声
(なつちかし とおくにぶんこゆ あそびこえ)
S477 【季語】 夏近し 【季節】 晩春



玄関番 睨みを効かす 春の昼
(げんかんばん にらみをきかす はるのひる)
S478 【季語】 春 【季節】 三春



花椿 蕊が見えぬが 気に掛かり
(はなつばき しべがみえぬが きにかかり)
S479 【季語】 花椿 【季節】 三春



白椿 蕾に囲まれ 生き生きと
(しろつばき つぼみにかこまれ いきいきと)
S480 【季語】 白椿 【季節】 三春



春の星 時代を感ず 博物館
(はるのほし じだいをかんず はくぶつかん)
S481 【季語】 春 【季節】 三春



鳴き声で 雀と思えば 目白なり
(なきごえで すずめとおもえば めじろなり)
S482 【季語】 目白 【季節】 三夏



紅梅は まだこれからと 意地を張り
(こうばいは まだこれからと いじをはり)
S483 【季語】 紅梅 【季節】 初春



見なくとも 春空青く 雲少し
(みなくとも はるぞらあおく くもすこし)
S484 【季語】 春 【季節】 三春



春うらら 子等の遊びは 限りなし
(はるうらら こらのあそびは かぎりなし)
S485 【季語】 春 【季節】 三春



平気なり 馬鹿を承知の 春の意地
(へいきなり ばかをしょうちの はるのいじ)
S486 【季語】 春 【季節】 三春



ぶら下がり 紅白試合 春の陣
(ぶらさがり こうはくじあい はるのじん)
S487 【季語】 春 【季節】 三春



晩春や 太陽電池も 役立たず
(ばんしゅんや たいようでんちも やくたたず)
S488 【季語】 晩春 【季節】 晩春



晴れ曇り 判らぬままに 雛祭り
(はれくもり わからぬままに ひなまつり)
S489 【季語】 雛祭り 【季節】 仲春



逆光で 信号無視の 春輩
(ぎゃっこうで しんごうむしの はるやから)
S490 【季語】 春 【季節】 三春



春うらら 進入禁止の 映り込み
(はるうらら しんにゅうきんしの うつりこみ)
S491 【季語】 春 【季節】 三春



大社 遠くに見ゆる 春の雲
(おおやしろ とおくにみゆる はるのくも)
S492 【季語】 春 【季節】 三春



遅き日や 釣り糸垂らし 何を釣る
(おそきひや つりいとたらし なにをつる)
S493 【季語】 遅き日 【季節】 三春



紅梅の 後の桜 まだ蕾
(こうばいの うしろのさくら まだつぼみ)
S494 【季語】 紅梅 【季節】 初春



隠れんぼ ミモザの花の 真っ盛り
(かくれんぼ みもざのはなの まっさかり)
S495 【季語】 ミモザ 【季節】 初春



三・一・一 平和の鳩の 群れ止まる
(さん・いち・いち へいわのはとの むれとまる)
S496 【季語】 三月十一日 【季節】 晩春
2011/3/11=東北大震災



餌付け人 見上げる空は 花曇
(えづけびと みあげるそらは はなぐもり)
S497 【季語】 花曇 【季節】 晩春