俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

歳時記

2018年01月17日 | 俳句

歳時記と 拡大鏡と 膝掛けと
(さいじきと かくだいきょうと ひざかけと)
18888 【季語】 膝掛 【季節】 三冬


寒蘭の 向きを気にする 鬱陶しさ
(かんらんの むきをきにする うっとうしさ)
18889 【季語】 寒蘭 【季節】 初冬


寒の坂 昨日と違う 疲れあり
(さむのさか きのうとちがう つかれあり)
18890 【季語】 寒 【季節】 晩冬


日脚伸び 影は縮まり 身は太る
(ひあしのび かげはちぢまり みはふとる)
18891 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


川の字に 矢印もある 冬の糞
(かわのじに やじるしもある ふゆのまり)
18892 【季語】 冬 【季節】 三冬
糞(まり)=糞(ふん) 川、小、↑


冬の朝 風切る散歩 明日もまた
(ふゆのあさ かぜきるさんぽ あすもまた)
18893 【季語】 冬 【季節】 三冬


声に出し 体を使えば 冬良句
(こえにだし からだをつかえば ふゆりょうく)
18894 【季語】 冬 【季節】 三冬


喉を過ぎ 食道で感ず 冬料理
(のどをすぎ しょくどうでかんず ふゆりょうり)
18895 【季語】 冬 【季節】 三冬
熱さが伝わります。


女正月 今年三度目 女会
(めしょうがつ ことしさんどめ おんなかい)
18896 【季語】 女正月 【季節】 新年


かち上げと 張り手とで割る 鏡餅
(かちあげと はりてとでわる かがみもち)
18897 【季語】 鏡餅 【季節】 新年


あと十年 気楽に決めて 日脚伸ぶ
(あとじゅうねん きらくにきめて ひあしのぶ)
18898 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


酔いどれも 己が姿や 霜の夜
(よいどれも おのがすがたや しものよる)
18899 【季語】 霜夜 【季節】 三冬


湯豆腐や 一味と七味 勝がなし
(ゆどうふや いちみとしちみ しょうがなし)
18900 【季語】 湯豆腐 【季節】 三冬


湯豆腐や 木綿に絹も 良い勝負
(ゆどうふや もめんにきぬも よいしょうぶ)
18901 【季語】 湯豆腐 【季節】 三冬


日脚伸び 命伸びれば 背も伸びる
(ひあしのび いのちのびれば せものびる)
18902 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


マスクせし 人々ばかり 日沈む国
(ますくせし ひとびとばかり ひしずむくに)
18903 【季語】 マスク 【季節】 三冬


吉本は 自虐が売りの 福笑い
(よしもとは じぎゃくがうりの ふくわらい)
18904 【季語】 福笑い 【季節】 新年


ゲバルトや 角棒ありて 焚き火する
(げばるとや かくぼうありて たきびする)
18905 【季語】 焚き火 【季節】 三冬


老い行かば 階段の一歩 冬の海
(おいゆかば かいだんのいっぽ ふゆのうみ)
18906 【季語】 冬 【季節】 三冬


女正月 忘れられしや 年賀状
(めしょうがつ わすれられしや ねんがじょう)
18907 【季語】 年賀状 【季節】 新年



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2018年01月17日 | 俳句暦


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