俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

山笑う

2019年03月30日 | 俳句

春の雨 忘れ物多き 傘帽子
(はるのあめ わすれものおおき かさぼうし)
20235 【季語】 春 【季節】 三春


饂飩のう 目立つ看板 春の風
(うどんのう めだつかんばん はるのかぜ)
20236 【季語】 春 【季節】 三春


手の形 足の形も 春一番
(てのかたち あしのかたちも はるいちばん)
20237 【季語】 春一番 【季節】 仲春


愛情を 小脇に感ず 春一日
(あいじょうを こわきにかんず はるひとひ)
20238 【季語】 春 【季節】 三春


祖母逝きて 五十四年 春朧
(そぼゆきて ごじゅうよねん はるおぼろ)
20239 【季語】 春朧 【季節】 三春


祖母の死を 屋根上で知る 春の夢
(そぼのしを やねじうえでしる はるのゆめ)
20240 【季語】 春 【季節】 三春


春の暮 雲の形相 極まれり
(はるのくれ くものぎょうそう きわまれり)
20241 【季語】 春 【季節】 三春


春の雲 ひと日ひと日と レンズ越し
(はるのくも ひとひひとびと れんずごし)
20242 【季語】 春 【季節】 三春


老斑や 日増しに増える 春の友
(ろうはんや ひましにふえる はるのとも)
20243 【季語】 春 【季節】 三春


梅椿 今日は桜か 明日は何
(うめつばき きょうはさくらか あすはなに)
20244 【季語】 桜 【季節】 晩春


桜咲いて 体が春を 期待する
(はなさいて からだがはるを きたいする)
20245 【季語】 桜 【季節】 晩春


桃桜 春休みでも 賑わしく
(ももさくら はるやすみでも にぎわしく)
20246 【季語】 春休み 【季節】 仲春


春場所や 土俵入りにも 伝統破り
(はるばしょや どひょういりにも でんとうやぶり)
20247 【季語】 春場所 【季節】 仲春


人生は すべてノーサイド 老いの春
(じんせいは すべてのーさいど おいのはる)
20248 【季語】 春 【季節】 三春


我が辞書に 諦めは無し 山笑う
(わがじしょに あきらめはなし やまわらう)
20249 【季語】 山笑う 【季節】 三春


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月30日

2019年03月30日 | 三選俳句暦

2008年3月30日
髪切れば 春の夜風の 身に沁みて
(かみきれば はるのよかぜの みにしみて)
6004 【季語】 春の夜風 【季節】 三春


2010年3月30日
花見より 人見と言うが 真なり
(はなみより ひとみというが まことなり)
12172 【季語】 花見 【季節】 晩春


2012年3月30日
石垣に ちらほら積もる 雪柳
(いしがきに ちらほらつもる ゆきやなぎ)
14192 【季語】 雪柳 【季節】 晩春


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする