4時20分外はまだ薄暗い、北窓からみえる景色が異様に赤い。
窓を開けると、鉄塔のある空の雲が火祭のように真っ赤に染まっていた。
赤雲が卍に流れ、渦を巻き刻々と色を変え、その圧倒されそうな色彩的物量にただ唖然とした。
やがて、潮が引くように色あせ、数分間で普段の梅雨の空に変わっていった。
窓を開けると、鉄塔のある空の雲が火祭のように真っ赤に染まっていた。
赤雲が卍に流れ、渦を巻き刻々と色を変え、その圧倒されそうな色彩的物量にただ唖然とした。
やがて、潮が引くように色あせ、数分間で普段の梅雨の空に変わっていった。