稲が首を垂れた田にコンバインがやってきて、瞬く間に刈り取りと脱穀を済ませ、次の圃場に移っていった。
田んぼに人影は見えない。
こちらでは稲刈り機で刈り取った稲を、自然乾燥のため枦木に掛ける作業中である。
熱風乾燥より、自然乾燥米の方が旨いといわれている。
50数年前の稲刈り風景 すべてて手作業である。
学校は農繁期休校で、子供も貴重な労働の担い手となった。
秋の農繁期は、刈り取りから脱穀迄約一か月、厳しい労働が続いた。
刈り取った稲を、腰に付けた稲藁で束ねる作業が一番嫌だった。