春霞の正体は黄沙であると思う。
黄沙は内モンゴル砂漠地帯から。風に乗ってやってくる、極く小さな土の塊だ。
全て朧になる
ヒマラヤ桜草 私が勝手につけた名前 本名はヒマラヤユキノシタ
この花が咲くと小学校教科書に載っていた詩の一節を思い出す。
大概のことは忘れてしまったが不思議なものである。
「紅梅白梅みな散りはてて、彼岸すぎれば風温かく、/木々のつぼみも草の芽も、日々に色づき太りだす、/続く日和に桜が咲いて、野山を飾れば桃赤く、/畑においてレンギョウは、垣根を黄色に染めていく」
連翹(レンギョウ)の意味は小鳥が連なって枝にとまっている様子だという