すずめスイコ

当地ではスイバをスイコとよび、カタバミを雀スイコという。
雀のように小さなスイバという意味だと思う。
カタバミの葉を噛むと上品な酸味がある。
オキザリスはカタバミの親戚だ。
葉をちぎって口に入れるとカタバミと同じようにさわやかな味がする。

棲家のあたり

勤務先の屋上から東方に雪の美ヶ原高原が見える。
その前方に広がる谷間が、常念の見えるわがふるさとである。

地上の星

２週間ほどの間に、畑一面小さな花柄の絨毯に張り替えたようだ。
日に輝くように咲く花に星を連想する。

不当投棄

４月から町会の衛生委員を拝命
早速、家庭ごみ不法投棄の通報あり、役所に処理を依頼する。
家庭ごみ不法投棄は、どう考えても必然性に欠けるから、当人の動機や心根は全く理解できない。
暗闇にまぎれての行為だから、かたわらに咲くアズマイチゲなど気がつきもしなかったに違いない。

オウバイ

季節が変わる時、風の神様は酔っ払いのように気まぐれだ。
昨日は時折吹雪いて、今日は風が唸りを上げている。
白馬連峰で遭難の報道しきり、陽だまりに春の色

花ワサビ

安曇野市特産の筆頭はワサビである、観光地としてのスポットもワサビ畑が良く知られている。
知人からいまワサビの花盛りだという知らせと花ワサビが届いた。
この花ワサビは季節限定の人気商品だという。
熱湯にさっとくぐらせて密閉し、一晩おくと蓋をあけるだけで泣かされる。

ボタンの芽吹き

こんなに芽を伸ばしても大丈夫？
ボタンは驚くほど耐寒性がある、季節外れの寒波などなんのその
寒牡丹が咲くのもうなづける。

４月４日の常念

常念岳に新雪が積もったらしく、常念坊の雪形が消えた。
少し霞んで見えるのは黄砂の浮遊が始まったからだろう。
午後　東京の花の盛りを、一瞬窓越しに見る事が出来た。

ヒマラヤ雪ノ下

桜のつぼみが膨らんで、来週の週末は花に浮かれる人も多いだろう。
桜は待ちどうしい気もするけれど、桜が終わるとホッとする。
他の花には感じない特別な感情が桜にはある。
一足先にヒマラヤ雪ノ下が紅い。

さんしゅう

こじんまりした入社式が終わって、４月の公園を歩いた。
春になりきれない空の下で、サンシュウは小花の一つ一つが寄り添って光を吐き出していた。