白骨温泉で旧友と親睦会
紅葉にはまだ間があり山の温泉は静かだ。
露天風呂から見上げる屋根に大きなスズメバチの巣があって、蜂が盛んに通っていた。
沢筋にツリフネ草が咲いて、何気なく握ってしまったミヤマイラクサの棘にしばらく悩まされた。
紅葉にはまだ間があり山の温泉は静かだ。
露天風呂から見上げる屋根に大きなスズメバチの巣があって、蜂が盛んに通っていた。
沢筋にツリフネ草が咲いて、何気なく握ってしまったミヤマイラクサの棘にしばらく悩まされた。
今年の夏から、庭のあちらこちらに土饅頭が盛り上がっていたし、あるときは蝦夷菊を揺らしがら土がモコモコと動いて行った。
ここは大きなモグラの縄張りなんだなと思っていた。
今朝 シュウカイドウの花の下に20センチほどのモグラが死んでいた。
まれに見る大土竜である。灰色ががかったつややかな毛並み、生きているように花の下で死んでいた。
外傷は無いから大往生であろう。
ここは大きなモグラの縄張りなんだなと思っていた。
今朝 シュウカイドウの花の下に20センチほどのモグラが死んでいた。
まれに見る大土竜である。灰色ががかったつややかな毛並み、生きているように花の下で死んでいた。
外傷は無いから大往生であろう。
夕焼が見られそうな予感がしていたけれど、何の変哲も無い雲の中への日没だった。
しばらくしてあたりが明るくなってきた、それは夕焼空が家々の窓や壁に反射した夕映えであった。
色彩は刻々と変化しながら輝きを落として壮大な物語の終末を思わせる。
しばらくしてあたりが明るくなってきた、それは夕焼空が家々の窓や壁に反射した夕映えであった。
色彩は刻々と変化しながら輝きを落として壮大な物語の終末を思わせる。
敬老会に出席して考えた。
ある調査によれば、高齢者は「住み慣れた地域で安心して老後を暮らしたい」と考えているという。古希を迎えた私も同感である。
国や県市では安心の骨格を作ることは出来るだろうが、その細部に血が通う生きた組織を作れるのは、町会、常会、隣組の役割ではないだろうか。
ある調査によれば、高齢者は「住み慣れた地域で安心して老後を暮らしたい」と考えているという。古希を迎えた私も同感である。
国や県市では安心の骨格を作ることは出来るだろうが、その細部に血が通う生きた組織を作れるのは、町会、常会、隣組の役割ではないだろうか。
「強い日照りと高温が続き今年も良い実が育ったと聞き、自然の営みの素晴らしさを改めて感じています」という言葉を添えて、大分の友人からカボスが届いた。
熟成されたようなまろやかな酸味が嬉しい。
その香りは二十三夜の月からあふれてくるようだ。
熟成されたようなまろやかな酸味が嬉しい。
その香りは二十三夜の月からあふれてくるようだ。
思い出す秋は、むしろに干された籾の上に、風に吹かれたケヤキの落ち葉が降りかかり、鎮守の森でふくろうが寂しく鳴いた景色である。
落ち葉を左手で受け止めると願い事が成就するという。
近づくと風の気紛れで遠ざかる落ち葉を追って、真剣に走り回ったけれど、左手はいつも空を掴んだ。
秋 寒々とした青い朝顔が、棚のてっぺんで朝寝して開く。
落ち葉を左手で受け止めると願い事が成就するという。
近づくと風の気紛れで遠ざかる落ち葉を追って、真剣に走り回ったけれど、左手はいつも空を掴んだ。
秋 寒々とした青い朝顔が、棚のてっぺんで朝寝して開く。