常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

里山

2006年09月07日 | 季節の便り
里山とは、その近在に暮す人たちが、生活に必要な物資を得るため、長年にわたり手を加えた山だと聞いた。
その物資とは、薪であり、炭であり、飼料であり、緑肥等であったという。
以前私の近くにも干草平(しくさだいら)と呼ぶ広い採草地があって、季節の草花が咲き乱れて、盂蘭盆には仏前に供える花を採りに行ったものである。
この草地は、牛馬の飼料を確保するために、村人によって大切に美しく管理されていた。
今 里山は存在しない。草原や山畑は鬱蒼たる林に変わり、里山は不気味な森に変貌した。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする